ピコレーザーの効果は?レーザーの特徴と知っておきたい副作用やリスク
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一回できてしまうと、なかなか消えないシミや色素沈着。
マスクを外してふと鏡をのぞいた瞬間に、自分の顔に浮かぶシミを見てがっかり…という経験は誰にでも1度はあるのではないでしょうか?
この記事では、レーザーを当ててシミ治療ができる「ピコレーザー」を紹介します。
「シミ治療」ときくと、「ダウンタイムがあって痛そう」「なかなか効果が出なくて大変そう」などネガティブなイメージを抱く人も多いかもしれません。
ピコレーザーは1兆分の1秒の速さによるレーザー照射が可能で、気になるシミの治療はもちろん、ニキビ跡・毛穴の開きの改善、刺青の除去などもおこなえます。
残念ながら、ピコレーザーのダウンタイムはゼロではありませんが、治療後にきちんとアフターケアをすることでシミにアプローチできます。
ピコレーザーの特徴、期待できる効果、副作用やリスクを紹介しているので、ぜひ目を通してみてくださいね。
目次
肌のダメージを抑え、1兆分の1秒の速さで照射する「ピコレーザー」
ピコレーザーとは、肌への熱ダメージを抑えながら、短い時間でメラニン色素を分解し、除去するシミ治療です。
「ピコレーザー」の「ピコ」とは時間の単位のことで、1ピコあたり1兆分の1秒の速さで照射できるレーザー機という意味です。
照射のスピードが速いことで熱ダメージを抑えられるだけではなく、シミの濃さや皮膚の薄さなどに合わせて照射の出力を調整します。
ピコレーザーの照射タイプは3種類
ピコレーザー機には以下の3種類のレーザータイプがあります。
ピコレーザートーニング | ピコフラクショナル | ピコスポット | |
---|---|---|---|
概要 | 低出力のレーザーを当て、メラニンを減らす | 肌の内部に小さな穴をあけ、肌質改善を行う | 高出力のレーザーをピンポイントで当て、シミを改善する |
期待できる効果 | シミの改善 赤み・色素沈着 肌のトーンアップ 刺青やタトゥーの除去 | ニキビ跡 毛穴の開き | 濃いシミ |
ダウンタイム | ほとんどない | 1日~2日 | 1日~数日でかさぶたが剥がれる |
価格 | 1万円~2万円 | 2万円~4万円 | 5千円~1万円 ※シミの大きさや個数による |
治療回数の目安 | 5回~10回 | 2回~5回 | 1~3回 |
治療頻度 | 1~2週間 | 2~4週間 | 2~3か月 |
タイプ1.低出力でレーザー照射し、シミを改善する「ピコレーザートーニング」
ピコレーザートーニングは低出力でレーザーを照射してメラニンを細かく粉砕し、排出しやすくすることでシミを薄くする治療方法です。
レーザーの出力が低いので、シミの原因となるメラノサイトを刺激しません。
そのため、刺激によって悪化の恐れがある「肝斑」や、赤み・色素沈着などの治療にも使用されます。
ピコレーザートーニングの治療回数の目安は5回から10回ほどで、約1週間から2週間に1度のペースで受ける必要があります。
タイプ2.肌の内部に小さな穴をあけ、肌質改善をめざす「ピコフラクショナル」
ピコフラクショナルは密度の高いレーザーを肌に当てることで、意図的に肌の内部に小さな穴をあけます。
肌の内部に穴が開くと、肌は開いた穴を修復しようとするため、コラーゲンの生成がサポートされ、肌質改善がおこなわれます。
肌の内部に穴をあけるので肌の表面にはダメージが少なく、ニキビ跡や毛穴の開きが気になる人向けの治療です。
治療回数は約2回から5回ほどで、2週間から4週間に1度を目安におこなう必要があります。
タイプ3.気になるシミを集中的に治療する「ピコスポット」
ピコスポットは出力の強いレーザーを気になるシミに照射し、除去する治療方法です。
ピンポイントで治したいシミがある人向けの治療方法で、施術後約1週間から2週間でかさぶたがはがれます。
薄いシミなら1回の治療で目立たなくなる場合もありますが、一般的には1回から3回ほどの回数を約2か月から3か月空けて受けます。
基本的に治療後の保護テープは不要ですが、まれに色素沈着や再発のリスクがあるため、医師の指示に従いましょう。
ピコレーザーの特徴3つ
ピコレーザーの特徴は以下の3つです。
- シミのもとになるメラニンを細かく粉砕できるので、シミを除去しやすい
- レーザーの照射時間が短いので肌に優しく、刺激が少ない
- レーザーに反応しにくいシミも除去しやすい
特徴1.シミのもとになるメラニンを細かく粉砕できるので、シミを除去しやすい
ピコレーザーはシミのもとであるメラニン色素を細かく分解できるため、シミを除去しやすいです。
なぜなら照射スピードが非常に速いからです。
照射スピードが速いと熱エネルギーではなく、「衝撃波」が生じるため、メラニンを細かく粉砕できます。
メラニンは細かくなるほど、身体に代謝されやすくなるため、スムーズにシミが除去されます。
特徴2.レーザーの照射時間が短いので肌に優しく、刺激が少ない
ピコレーザーは照射時間が短いため、治療時の刺激が少ないです。
熱の影響を抑えられるので、レーザーを当てている部位以外のやけどなどのダメージを抑え、狙ったシミだけを治療しやすいです。
特徴3.レーザーに反応しにくいシミも除去しやすい
ピコレーザーは対応するシミの範囲が広いのもポイントです。
なぜならレーザーの照射のパワーを上げなくても、熱の影響を抑えてメラニンを細かく粉砕できる特長があるからです。
実際、メラニンによる黒いシミだけではなく、色が薄い茶色のシミやレーザーが反応しにくいといわれる青や緑、紫などのシミの除去にも適しています。
よって、ピコレーザーを使うことでレーザーに反応しにくいシミの除去もおこなえます。
ピコレーザーに期待できる効果4つ
ピコレーザーを受けることで、期待できる効果は以下の4つです。
- シミ・肝斑の除去
- 刺青やタトゥーの除去
- ニキビ跡、毛穴の開き、シワの改善
- 赤みや色素沈着の改善
効果1.シミ・肝斑の除去
ピコレーザーはシミはもちろん、肝斑の除去が可能です。
肝斑とは30代から50代の女性に多く見られる症状で、両ほほに左右対称でできるシミをさします。
肝斑が起こる原因ははっきりと解明されておらず、強いレーザーを当てると悪化する恐れがあります。
しかし、ピコレーザーは低い出力での照射が可能なので、回数を重ねることで肝斑の改善が期待できます。
効果2.刺青やタトゥーの除去
ピコレーザーなら、刺青やタトゥーの除去が可能です。
なぜなら、ピコレーザーは色素を細かい粒子に粉砕できるからです。
カラフルな色や大きい刺青・タトゥーであっても、色素を細かくすることで色素を排出しやすくします。
効果3.ニキビ跡、毛穴の開き、シワの改善
ピコレーザーはニキビ跡、毛穴の開き、シワの改善も期待できます。
とくにピコフラクショナルなら、皮膚表面のダメージを抑えて肌内部に穴をあける治療のため、おすすめです。
肌の内部に穴が開くと、肌のコラーゲンやエラスチン(肌の弾力性を保つたんぱく質)などの生成がサポートされ、肌質改善がおこなわれます。
結果として、開いた穴を肌本来の力で治すので、肌は新しくきれいに生まれ変わります。
効果4.赤みや色素沈着の改善
ピコレーザーは赤みや色素沈着の改善にも期待できます。
なぜなら、ピコトーニングなら低出力のレーザーを肌全体に当てられるからです。
肌全体にレーザーを当てることで、メラニンがつくられる元を刺激せずに、肌の表面にあるメラニン色素を減らせます。
結果として赤みや色素沈着を抑えて、肌のトーンアップを目指せます。
治療前に確認すべき【副作用とリスク】
ピコレーザーはダウンタイムが少なく、副作用が起こりにくい治療ですが、以下のような副作用が起きる場合があります。
- 術後の赤み
- やけど
- 炎症後の色素沈着(通常は時間経過とともにおさまる)
- あざや腫れ
- 発疹、あとが残る
- 色素脱失(肌の色が白く抜ける)
ほかにも、治療部位の肌の色味が周囲と比べて明るくなったり、暗くなったりする場合がありますが数日で収まることが多いです。
副作用が出たり、肌に違和感を感じたりしたらすぐに治療を受けたクリニックに相談しましょう。
ピコレーザーを受けられない人
以下に当てはまる人はピコレーザーを受けられない場合があります。
- 妊娠中または授乳中
- なんらかの内服治療をしている
- 治療部位に強い日焼けや皮膚疾患・感染などがある
- 極端に肌が弱く、よく肌荒れを起こす
- 真性ケロイド・ケロイド体質である
- 膠原病などの自己免疫疾患にかかった経験がある
- 重症の糖尿病、高血圧、心疾患などがある
- アトピー体質
- 光線過敏症
- 光感受性を高める薬を内服や外用している
- てんかん発作が起きたことがある
- 治療部位に金の糸を入れている
- ステロイド、金製剤を使用している、または使用経験がある
治療中の症状や使用中の薬がある人は必ず、クリニックで問診を受ける際に相談しておきましょう。
ピコレーザーを受けるのがおすすめの人
ピコレーザーを受けるのがおすすめの人は以下の通りです。
- シミ、肝斑、シワが気になってきた
- ニキビ跡や毛穴の開きを改善したい
- タトゥーや刺青を消したい
- 赤みや色素沈着をどうにかしたい
- メスを使う治療は受けたくない
- 治療中の刺激が少ない治療を受けたい
- ダウンタイムや治療回数が少なくて済む治療を選びたい
ピコレーザーを受けたい方必見!おすすめクリニック5選
ここでは、ピコレーザーを受けたい方におすすめのクリニックを紹介します。
シェリークリニック | TCB東京中央美容外科 | MYビューティクリニック | 品川美容外科 | TAクリニック | |
---|---|---|---|---|---|
最低料金 (税込) | 10,780円~ ※ピコスポット (5mm×5mm) の料金 | 6,600円~ ※ピコスポット (シミ取り1mm以下) の料金 | 11,000円~ ※ピコスポット (1個・直径3mm以内 ) の料金 | 9,790円~ ※ピコトーニング (初回・頬)の料金 | 4,400円~ ※タトゥー除去 (1cm×1cm)の料金 ※大阪院のみ (一部メニューは 銀座院でも対応) |
レーザーの 種類 | ピコトーニング、 ピコスポット、 ピコフラクショナル | ピコトーニング、 ピコスポット、 ピコフラクショナル | ピコトーニング、 ピコスポット、 ピコフラクショナル | ピコトーニング、 ピコフラクショナル | ピコレーザートーニング、 ピコフラクショナル |
エリア | 東京、福岡、大阪 | 全国100院以上展開 東京、大阪、愛知、北海道、福岡など | 東京 | 全国30院以上展開 (品川スキンクリニック含む) 東京、大阪、愛知、北海道、福岡など | 東京、神奈川、大阪、福岡、 埼玉、群馬、宮城、北海道 |
独自の「重ね打ち法」でしっかり照射!シェリークリニック
シェリークリニックの特長
- 「他院よりも多いショット数」がポイント。2~3週に1回程度での治療でOK
- ピコレーザーのさまざまなモードを組み合わせ、オーダーメイドの治療をしてくれる
- ピコスポットによる顔・身体のシミ取り放題コースもあり
東京、福岡、大阪にあるシェリークリニックは、独自の重ね打ちを用いた照射方法で施術をおこないます。
これにより、通常ピコレーザーの治療は週1回ペースですが、2~3週に1回程度での治療で十分な効果を得られるようになるのがメリットです。
またシェリークリニックでは、ピコスポットによる顔・身体のシミ取り放題コースもあります。
気になるシミがいくつかある方は、取り放題コースのほうがお得になることもあるので、カウンセリングで確認してみましょう。
全顔のピコトーニングは初回9,800円~!TCB東京中央美容外科
TCB東京中央美容外科の特長
- 顔全体をトーンアップさせるピコトーニングが初回9,800円(税込)~受けられる
- 全顔のシミ取り放題も税込63,000円とオトク(しかも個数制限なし!)
- ほぼ47都道府県に展開しているため、近くの院が見つかる
TCB東京中央美容外科は、全国に100院以上・ほぼ47都道府県に展開しているクリニック。
各地に院があるため、通いやすいクリニックを探している方にはおすすめです。
また料金がリーズナブルなのも魅力で、顔全体をトーンアップさせるピコトーニング(ライト)は、初回限定で9,800円(税込)で施術可能。
「とりあえずピコレーザーの治療を試してみたい」という方にはぴったりです。
またピコレーザー(ピコスポット)をもちいた全顔のシミ取り放題コースもあるので、とりたいシミがたくさんある場合でも安心でしょう。
※ピコレーザーは一部の院では取り扱いなし。要問い合わせ。
肌年齢や隠れシミなどの解析もできるMYビューティクリニック
MYビューティクリニックの特長
- 初診では肌診断機VISIAで肌年齢や隠れシミなどを解析してもらえる
- ピコスポットは1ショット単位で受けられる
- ピコレーザーの治療ではFDAの承認を受けているアメリカの「PicoWay(ピコウェイ)」を採用
MYビューティクリニックは東京・銀座にある美容皮膚科です。
ピコレーザーの治療ではFDAの承認を受けているアメリカの「PicoWay(ピコウェイ)」を採用しています。
熱ダメージを抑えながら治療部位にはたらきかけるので、さまざまなタイプの肌に適応できるのがポイントです。
初診の場合、カウンセリングの前に肌診断機VISIAで肌年齢や隠れシミなどを解析してもらえるので、自分の肌の状態を詳しく知ることができますよ。
安心のレーザー機器で施術してくれる品川美容外科
品川美容外科の特長
- ピコトーニングは税込9,790円~受けられる
- 自分の悩みに合わせて照射方法を選べる
- 米国FDAと日本厚生労働省の認可を受けた機器「ピコシュア(PicoSure)」も使用
品川美容外科ではピコトーニングとピコフラクショナルに対応しています。
使用しているピコレーザー機器は、アメリカのFDAと日本の厚生労働省の認可を受けた「ピコシュア(PicoSure)」と、
韓国MFDSの認可を受けた「マジェスティ(MAJESTY)」の2種類です(※)。
どちらも認可を受けている機器なので安心して施術を受けられます。
ピコトーニングは税込9,790円~、ピコフラクショナルは税込16,500円~と安めの料金に設定されているのもメリットです。
※ピコシュア:品川本院・新宿院・池袋院・渋谷院・上野院・立川院・表参道院・横浜院・町田院・大宮院・千葉院・札幌院・仙台院・名古屋院・梅田院・心斎橋院・岡山院・福岡院
マジェスティ:スキンクリニック品川本院・スキンクリニック横浜院・銀座院・宇都宮院・新潟院・静岡院・京都院・神戸院・広島院・鹿児島院・熊本院・沖縄院
交通費補助制度がうれしいTAクリニック
TAクリニックの特長
- 美容治療のほか、タトゥー除去に対応したピコレーザー治療を受けられる
- ピコトーニング・ピコフラクショナルには、赤みや炎症を抑えるBENEVパックつき
- 遠方から来院する人のための交通費補助制度を用意
TAクリニックは、大阪院限定でピコレーザー治療をおこなっています。
ピコトーニング・ピコフラクショナルに対応しているため、くすみや肝斑、にきび跡、黒ずみなど幅広い悩みを解消できます。
またタトゥー除去も可能で、料金は1cm×1cmで4,400円(税込)と明瞭。
施術当日に税込20万円以上の施術料を支払った方に最大3万円までの交通費補助が出るため(※)、
ほかの施術をあわせて受ける方はぜひチェックしましょう。
※初診限定など、条件あり。詳細は公式サイトにて。
ピコレーザーを受ける流れは5STEP
ピコレーザーを受ける流れは以下の5STEPです。
- STEP1.問診と診察を受ける
- STEP2.施術前に洗顔とクレンジングでメイクや肌の汚れを落とす
- STEP3.アイガードで目を保護して、対象範囲にレーザーを照射する
- STEP4.治療部位を冷やす
- STEP5.医師の指示のもとで、メイクや保湿ケアをおこなう
施術時間は15~30分ほどです。
治療後は医師・ナースからダウンタイム中の過ごし方についての説明があるので、しっかり聞いておきましょう。
ピコレーザーを受けた後の過ごし方
個人差はありますが、多くの場合、ピコレーザーの治療後から約2週間で赤みやかさぶたができます。
人によっては、炎症後色素沈着の影響で一時的にシミが濃く見える場合も。
また、レーザーを当てた部分にかさぶたができると、かさぶたの下に新しい皮膚ができ始め、約1週間でかさぶたがはがれます。
かさぶたは無理にはがさないようにしましょう。
治療後から約3~6か月間は紫外線や乾燥対策を十分におこない、洗顔やメイクの際も肌を無理にこすらないことが大切です。
ピコレーザーの治療後、少しでも肌に異変や違和感を感じた際はすぐに医師に相談しましょう。
ピコレーザーを受けるデメリット3つ
ピコレーザーを受けるデメリットは以下の3つです。
- 治療中に刺激を感じる場合がある
- 炎症後色素沈着が起こる可能性がある
- 取りたいシミが多いと費用が高くなる
デメリット1.治療中に痛みを感じる場合がある
ピコレーザーを受ける際に感じる痛みは、輪ゴムではじかれる程度だといわれています。
実際、麻酔クリームなしで治療を受けられる場合が多いです。
ただし痛みの感じ方は人によって異なるので、不安な人は麻酔クリームの使用を事前にクリニックに相談しておくとよいです。
デメリット2.炎症後色素沈着が起こる可能性がある
ピコレーザーを受けると、炎症後色素沈着が起こる可能性があります。
炎症後色素沈着とは、外傷ややけどを負ったことで強い炎症が起こり、一時的に色素沈着が残る状態です。
炎症後色素沈着が起こるとシミの部分が茶色く見えたり、濃くなったように見えたりします。
通常は肌にターンオーバーが起こるので色素沈着は自然に消えますが、数日ですぐになくなるわけではありません。
炎症後色素沈着は約1か月から3か月ほどかけてだんだん目立たなくなります。
デメリット3.取りたいシミが多いと費用が高くなる
ピコレーザーでシミを除去する場合、多くのクリニックではシミの個数や大きさによってかかる費用が異なります。
たとえば、1か所5mmまでのシミは5千円というように、シミの個数と大きさによって値段が決められています。
よって取りたいシミの数や大きさが大きいと、予想よりも費用が高くなる可能性があります。
なかには金額が固定で顔全体のシミを除去できるコースもあるので、消したいシミの大きさや個数に合わせて最適なコースを選ぶとよいでしょう。
ピコレーザーに関する注意点2つ
ピコレーザーに関する注意点は以下の2つです。
- 紫外線・乾燥対策を十分におこなう
- ダウンタイムがあるので、スキンケアを怠らない
注意点1.紫外線・乾燥対策を十分におこなう
ピコレーザー後は皮膚が敏感になっています。
なぜならピコレーザーを受けた場所には新しい皮膚が生まれているからです。
よってピコレーザーを受けた後の肌は乾燥しやすくなったり、日焼けをすると色素沈着が起こりやすくなったりするため、念入りなケアが必要です。
紫外線は窓ガラスも通過するので、部屋の中にいてもしっかりと紫外線対策をおこないましょう。
注意点2.ダウンタイムがあるので、スキンケアを怠らない
ピコレーザーはダウンタイムが少ない治療だといわれています。
実際、治療箇所に保護テープを貼る必要もない場合も多く、すぐにメイクが可能なこともあります。
ただし治療後の肌は刺激を受けやすいため、強くこすったり、マッサージしたりしないようにしましょう。
ピコレーザーに関するQ&A
ピコレーザーに関するQ&Aは以下の通りです。
Q1.ピコレーザーって1回受けるだけでも、シミに対して効果はある?
ピコレーザーは薄いシミの場合、1回でも薄くなることがあります。
ただし、完全にシミを目立たなくしたい、濃いシミを消したいなどの場合は何回か治療を受ける必要があります。
たとえば、ピコスポットで数か所の気になるシミを消すなら、1度で消える場合もありますが、治療の目安は以下のようになっています。
- 治療回数:2回から3回
- 治療頻度:約2か月から3か月に1回のペース
シミの大きさや濃さ、数などによって治療回数、頻度、メンテナンスの有無などが異なるのでクリニックに相談してみましょう。
Q2.ピコレーザーを受けて失敗することはある?
ピコレーザーを受けた後に強い炎症が起こると、炎症後色素沈着が起こる可能性があります。
炎症後色素沈着は通常だと時間とともに消えますが、一時的にシミのように茶色くなることも。
そのため、「ピコレーザーで失敗したかもしれない」「ピコレーザーは効果がない」と勘違いしてしまう場合があります。
また治療後に以下のような行為をおこなうと、炎症後色素沈着が自然に消えないシミとして残る可能性があるため注意が必要です。
- 治療後にできたかさぶたを無理やりはがす
- 紫外線対策をしない
- 患部をこする
ピコレーザー後はダウンタイムが短いといわれていますが、治療後の肌は敏感な状態なのでしっかりとアフターケアをしましょう。
まとめ
- ピコレーザーは3種類の照射タイプがある
- ピコレーザーはダウンタイムが少ないが、ゼロではないので治療後の紫外線対策は必須
- ピコレーザーを受けたら、炎症後色素沈着が起きないようにケアする必要がある
本記事に関する特記事項
・本記事に記載されている費用などの「金額」は一部プランの例です。コースや時期によって、本記事での表記とサービス内での表記が異なる場合があります。
・本記事で紹介しているクリニックの選定について、監修者の方は一切関わっていません。