イオン導入は意味ない?期待できる効果と家庭用美顔器との違いを紹介
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イオン導入は肌にごく弱い電流を流し、有効成分をより深く肌に浸透させる方法です。
手で肌にぬるよりも、化粧水や美容液の成分を深く浸透させられるのが大きな特長です。
「イオン導入」と一言で言っても、家庭用美顔器で自宅でおこなう方法や、クリニックで受ける方法があり、針を使わずにできるため、ダウンタイムがほとんどありません。
この記事ではそんなイオン導入の効果やメリット、イオン導入におすすめの成分を紹介します。
「イオン導入をやってみたいけど、本当に効果があるの?」
「イオン導入をクリニックで受けたら値段が高そうだけど、効果が出るまでにどのくらい施術を続けたらいい?」と気になる人はぜひ目を通してみてくださいね。
目次
イオン導入の仕組み
イオン導入とは肌に微弱な電流を流し、有効成分を肌に浸透させる施術です。
「電流」と聞くと驚く人もいるかもしれませんが、ビリビリとしびれるような電流ではありません。
一時的に肌に弱い電流を流し、肌のバリア機能を緩めることで有効成分を直接、肌に届けます。
本来、肌には「バリア機能」があり、ホコリや汚れなどの外からの異物が肌に侵入しないように守っています。
「肌のバリア機能」とは肌の最も外側にあり、プラスのイオンを帯びた「角質層」と、その下のマイナスイオンを帯びた層が反発しあうことで、肌内部に境目を作っている状態です。
「肌のバリア機能」があることで肌の奥深くへの異物の侵入を防ぐのはもちろん、化粧水や美容液の有効成分が奥深くに浸透するのも阻害しています。
イオン導入は肌に有効成分をぬり、微弱な電流を流すことで、肌にぬった有効成分をイオン化させ、肌の奥に浸透するのをサポートしています。
また、イオン導入は注射の針やレーザーを当てた時のように肌へのダメージや外傷を作らないため、有効成分を肌に届けられます。
クリニックで受けるイオン導入と家庭用イオン導入器の違い
イオン導入と一言で言っても、クリニックで受ける場合と家庭用のイオン導入器で違いがあります。
クリニック | 家庭用美顔器 | |
---|---|---|
浸透率 | 高い | 低い |
導入できる成分 | 分子量が600以下で、イオン化できる水溶性成分 | 市販の化粧品のみ ※医薬品ではないので有効成分の濃度が低い |
料金 | 約5,000円~20,000円 ※薬剤や施術箇所による | 30,000円~50,000円前後 ※別途、美容液などの費用がかかる |
施術頻度 | 2週間~4週間に1回 | 毎日~1週間に数回 |
所要時間 | 約15分 | 約5分 |
クリニックで受けるイオン導入は、家庭用よりも高い電圧に設定できるため、有効成分の浸透率も高いです。
イオン導入を受けるメリット
イオン導入を受けるメリットは以下の3つです。
- 有効成分を肌の奥深くに浸透させられる
- ほかの施術と併用できるので効果を高められる
- ダウンタイムがほとんどないので始めやすい
メリット1.有効成分を肌の奥深くに浸透させられる
イオン導入は電流を利用した方法で、有効成分を肌の奥深くに浸透させます。
なぜなら、電流を流すことで肌のバリア機能を一時的にゆるめるはたらきがあるからです。
実際、手で直接的に美容液をぬる場合と比較すると、約30倍~100倍浸透させられるといわれています。
イオン導入をおこなうことで、有効成分を効果的に肌の奥深くに届けられます。
メリット2.ほかの施術と併用できるので効果を高められる
イオン導入はほかの施術と併用が可能です。
たとえばケミカルピーリングやレーザーなどと一緒に受けられます。
同日にほかの施術とセットで受けられるので、2つの施術の相乗効果が期待できます。
メリット3.ダウンタイムがほとんどないので始めやすい
イオン導入はダウンタイムの心配をせずに始めやすい施術です。
なぜなら、針を使わない施術なので内出血や腫れが起こりにくいからです。
実際、施術中も刺激が少ないので痛みに弱いという人も受けやすいでしょう。
また、施術後すぐにメイクや入浴が可能なので、ダウンタイムが気になる人も安心です。
イオン導入におすすめの薬剤や成分
「いろいろな成分をイオン導入したい!」
「お気に入りの美容液や化粧水をイオン導入したら、効果がアップしそう!」と思う人もいるかもしれません。
しかし、じつはどんな成分でも導入できるというわけではありません。
とくに、化粧水や美容液には防腐剤や香料が含まれていることもあるため、イオン導入をおこなうことで有効成分以外の成分まで肌の奥に浸透する恐れもあります。
また、イオン導入をおこなう有効成分の分子量が600以上と大きすぎたり、油性の成分だったりすると電流で一時的に作った成分の通り道を有効成分が通過できません。
よってイオン導入には粒子が細かく、電気を帯びてイオン化しやすい水溶性の成分が適しています。
イオン導入におすすめの薬剤や成分は以下の通りです。
- ニキビ跡やシミ、毛穴の引き締めなどいくつもの症状に使用しやすい「ビタミンC」
- シミや肝斑改善によい「トラネキサム酸」
- 肌荒れや炎症、毛穴の開きをケアできる「グリシルグリシン」
1.ニキビ跡やシミ、毛穴の引き締めなどいくつもの症状に使用しやすい「ビタミンC」
ビタミンCは水に溶けやすく、肌から吸収しにくい性質をもつ成分です。
よって、ビタミンCを摂取する方法は化粧品や内服薬などさまざまな方法がありますが、イオン導入で直接的にビタミンCを肌の奥深くに届ける方法が有効でしょう。
実際、ビタミンCには紫外線やストレスによる活性酸素の発生を防ぎ、肌の健康を守ったり、シミの原因になるメラニンの生成を抑えたりするはたらきがあります。
イオン導入で肌に必要な分量を与えることで、たるみ、シワ、ニキビ跡、シミ、毛穴の引き締めなどたくさんの症状に対する効果が期待できます。
2.シミや肝斑改善によい「トラネキサム酸」
トラネキサム酸はアミノ酸の1種で、2002年から厚生労働省に「美白成分」として認定されている成分です。
トラネキサム酸はメラニンの生成を促すプラスミンのはたらきをおさえるため、シミや肝斑の改善に使用されています。
トラネキサム酸は内服薬もありますが、水溶性の成分なのでイオン導入で肌に直接入れられます。
内服薬でトラネキサム酸をとることもできますが、身体に吸収されて体内の必要な場所に運ばれるまでに時間がかかります。
一方でイオン導入でトラネキサム酸を導入すると、直接肌の深いところまで成分を届けられます。
3.肌荒れや炎症、毛穴の開きをケアできる「グリシルグリシン」
グリシルグリシンは毛穴の開きを改善する効果が期待できます。
なぜならグリシルグリシンは細胞内のイオンバランスを整え、角質の正常なターンオーバーを促してくれるからです。
実際に肌荒れが起きると、肌は正常にターンオーバーしなくなってしまいます。
すると、毛穴付近に角質がたまってしまい、毛穴はすり鉢状に広がって見えてしまいます。
グリシルグリシンは肌のイオンバランスを整えることで肌荒れや炎症を抑え、結果として毛穴の目立たないなめらかな肌に導いてくれます。
イオン導入は効果なし?効果が出るタイミングと施術回数
イオン導入は1回でも効果を感じられますが、回数を重ねていくと効果を感じやすくなります。
2週間から4週間に1回のペースで、5回から10回ほど続けるとよいでしょう。
その後は月1回のペースでメンテナンスをおこなうと、効果が長持ちしやすいです。
家庭用美顔器の場合、商品によっては「毎日使用できる」とうたう商品もあります。
しかし、クリニックでおこなう場合は家庭用のイオン導入よりも電圧や浸透率が高いため、毎日受ける必要はありません。
医師の指示に従い、適切な回数と頻度を守って施術を受けることが大切です。
イオン導入の価格相場
イオン導入は全顔はもちろん、身体にもおこなえる施術です。
よってイオン導入の価格相場は施術回数、施術部位、導入する美容成分によって価格が異なります。
クリニックで施術を受ける場合は5,000円~20,000円ほどです。
一方で家庭用美顔器の場合、美顔器が30,000円~50,000円前後で別途、導入美容液などの費用がかかるため、初期費用がかかります。
イオン導入ができるおすすめクリニック5選
ここではイオン導入ができるおすすめクリニックを紹介します。
ガーデンクリニック | TCB東京中央美容外科 | 聖心美容クリニック | 共立美容外科 | ルラ美容クリニック | |
---|---|---|---|---|---|
料金 (税込) | 33,000円 ※ビタミンCイオン導入の料金 | 8,150円~ ※シミ・肝斑治療1回の料金 | 5,500円 ※ビタミンCの料金 ※福岡院のみ | 3,300円~ ※ビタミンC、グリシルグリシンの料金 | 4,400円~ ※ビタミンC、トラネキサム酸、 バクチオール、グリシルグリシン(1回)の料金 |
薬剤の種類 | ビタミンC | 幹細胞培養上清液など | ビタミンC | ビタミンC、 グリシルグリシン、 トラネキサム酸、プラセンタ | ビタミンC、トラネキサム酸、 バクチオール、グリシルグリシン、ベビースキン |
エリア | 東京、千葉、神奈川、愛知、大阪、福岡 | 全国100院以上展開 東京、大阪、愛知、北海道、福岡など | 東京、埼玉、神奈川、大阪、愛知、 静岡、北海道、広島、福岡 | 全国20院以上 東京、大阪、愛知、北海道、福岡など | 全国20院以上 東京、大阪、愛知、北海道、福岡など |
モニター料金なら2.2万円オトクに!ガーデンクリニック
ガーデンクリニックの特長
- モニター価格なら3.3万円が1.1万円に!
- 皮膚への吸収力を高めたリン酸ビタミンCローションを使用
- 年中無休の相談受付があるから施術後も安心
ガーデンクリニックでは、ビタミンCイオン導入をおこなっています。
皮膚への吸収力を高めたリン酸ビタミンCローションを使い、肌に浸透させることで、
シワ、シミ、乾燥肌、ニキビ、ニキビ跡、美白、肌の張り、毛穴の開きを改善していきます。
なお、ガーデンクリニックでのイオン導入は通常33,000円(税込)ですが、モニター価格なら11,000円(税込)となります。
オトクに受けたい方は、モニター制度を利用しましょう。
ピュアスキンで幅広い肌悩みを解決!TCB東京中央美容外科
TCB東京中央美容外科の特長
- ピュアスキン(幹細胞培養上清液)をもちいてシワ・クマなどを改善
- シミ・肝斑治療でのイオン導入もできる
- ほぼ47都道府県にクリニックがあるので通いやすい
TCB東京中央美容外科は、ピュアスキン(幹細胞培養上清液)とシミ・肝斑向けのイオン導入をおこなっています。
ピュアスキンは臍帯(へその緒)血に含まれる幹細胞を培養し、その上澄み液を薬品にしたものです。
シワ・シミの改善や美白、肌の弾力・ハリの回復など幅広い効果があるので、どんな方にでもおすすめできます。
またシミ・肝斑治療でのイオン導入もできるので、お悩みの方は一度無料カウンセリングを受けてみてください。
※ピュアスキンは一部の院では取り扱っておりません、お問い合わせください。
ドクターが無料カウンセリングから対応する聖心美容クリニック
聖心美容クリニックの特長
- ビタミンCのイオン導入を提供。シミ、くすみ、ニキビ跡などを改善
- ドクターによるカウンセリングが何度でも無料
- ドクターが回答してくれる無料メール相談もOK
聖心美容クリニックでは、福岡院でのみイオン導入を提供しています。
イオン化したビタミンCを肌に浸透させ、シミ、くすみ、ニキビ跡などを改善する施術です。
肌を明るくさせたい方、若返らせたい方にはぴったりでしょう。
また聖心美容クリニックでは、ドクターによるカウンセリングやメール相談が無料でできます。
自分に本当にイオン導入があっているのかなども含めてアドバイスをもらえるので、まずは気軽に申し込んでみましょう。
※イオン導入は福岡院のみ提供
4種類の薬剤から選べる共立美容外科
共立美容外科の特長
- ビタミンC、グリシルグリシンなど4種類のイオン導入ができる
- ニキビ跡の赤み、色素沈着、肝斑などの改善が期待できる
- カウンセリングから施術までを一人のドクターがすべて担当
共立美容外科では、ビタミンC、グリシルグリシン、トラネキサム酸、プラセンタの4種類の薬剤を用意しています。
自分の肌悩みやなりたい肌にあわせて薬剤を選べるのがうれしいポイントです。
施術料金も3,300~5,500円とお得なので、「試しにやってみたい」という方にもぴったりでしょう。
また共立美容外科では、カウンセリングから施術までを一人のドクターがすべて担当しているので、相談しやすさも抜群です。
バクチオールのイオン導入ができるルラ美容クリニック
ルラ美容クリニックの特長
- シワ・色素沈着の改善などに強い「バクチオール」のイオン導入ができる
- イオン導入できる薬剤を5種類用意
- 割安な5回コースも選べるので、定期的に通いたい方にもおすすめ
ルラ美容クリニックでは、バクチオールを使ったイオン導入が受けられます。
バクチオールにはシワ・色素沈着・ニキビの改善やコラーゲン生成を促進する効果が期待できるため、幅広い方におすすめです。
また、施術を1回だけ受けることもできますが、割安な5回コースもあるため、定期的に通って美肌をキープすることも可能。
料金もリーズナブルなので、とりあえず1回お試ししたい方も、徹底的に美肌を追求したい方も通いやすいでしょう。
イオン導入を受ける流れは4STEP
イオン導入を受ける流れは以下の4STEPです。
- STEP1.問診と診察を受ける
- STEP2.施術前に洗顔とクレンジングでメイクや肌の汚れを落とす
- STEP3.導入する薬剤をぬって施術をおこなう
- STEP4.メイクや保湿ケアをおこなう
イオン導入はダウンタイムが短いため、施術後すぐにメイクやスキンケアが可能です。
ただし、施術後の肌はデリケートな状態なので、乾燥や紫外線対策はしっかりおこないましょう。
イオン導入を受ける際の注意点
イオン導入を受ける際の注意点は以下の通りです。
- イオン導入を受けられない人がいる
- イオン導入に不向きな成分がある
- イオン導入後に副作用が出ることがある
注意点1.イオン導入を受けられない人がいる
イオン導入は電流をもちいた施術なので、以下の人は施術を受けられない場合があります。
- てんかんや心臓病がある
- ペースメーカーを使用している
- 不整脈があり、通院をしている
- 妊娠中や授乳中である
- ヘルペスなどの感染症がある
- 日焼け直後である
- 直近数か月でケガや手術をしている
持病や施術中の病気はもちろん、気になる症状がある人は必ず事前に相談をしましょう。
注意点2.イオン導入に不向きな成分がある
イオン導入はどんな成分でも導入できるというわけではありません。
なぜならイオン導入をおこなう有効成分の分子量が大きすぎると、電流で一時的に作った通り道を有効成分が通れないからです。
よってイオン導入には粒子が細かく、電気を帯びてイオン化しやすい水溶性の成分が適しています。
イオン導入に適した成分には以下のような成分があります。
- ビタミンC誘導体
- トラネキサム酸
- アミノ酸
一方で分子が大きいといわれるヒアルロン酸やコラーゲン、
電気を帯びてもイオン化しない油溶性成分であるビタミンAやビタミンEなどはイオン導入に適していません。
注意点3.イオン導入後に副作用が出る可能性がある
イオン導入は副作用があまりないと言われていますが、導入した薬剤が合わないなどが原因で、まれに以下のような副作用やリスクが出る可能性があります。
- かゆみ
- 赤みや腫れ
- 肌の炎症
- 発疹
- 熱感
施術後、数日間にわたって副作用や違和感が続く場合は我慢せずにすぐにクリニックに相談しましょう。
イオン導入に関するQ&A
イオン導入に関するQ&Aは以下の通りです。
Q1.イオン導入とピーリングのどちらを受けたらいい?
イオン導入とピーリングはそれぞれ異なる施術です。
イオン導入は電気の力を使って、有効成分を肌の奥に浸透させる施術です。
一方でピーリングは専用のピーリング剤をぬることで、肌の表面にある余分な角質や汚れを取り除き、肌のターンオーバーを整える施術です。
イオン導入とピーリングは併用が可能なので、多くの場合はピーリングで余分な角質を取り除き、そのうえで電流を使ったイオン導入で有効成分を浸透させます。
Q2.イオン導入の施術中は痛みがある?
イオン導入はごく弱い電流を使用しておこなう施術のため、刺激が少ないです。
痛みの感じ方には個人差があるため、人によってはピリピリとした刺激を感じる場合がありますが、イオン導入の際の電力を調整してもらうことで刺激はおさえられます。
また、施術後もダウンタイムがほとんどないので、施術中の刺激や施術後のダウンタイムが不安という人も始めやすいでしょう。
まとめ
- イオン導入とは肌に微弱な電流を流し、有効成分を肌に浸透させる施術
- イオン導入はダウンタイムが短く、ほかの施術と併用しやすい
- 分子量が大きい、電気を帯びてもイオン化しないなどの成分はイオン導入できない
本記事に関する特記事項
・本記事に記載されている費用などの「金額」は一部プランの例です。コースや時期によって、本記事での表記とサービス内での表記が異なる場合があります。
・本記事で紹介しているクリニックの選定について、監修者の方は一切関わっていません。