顎(あご)のヒアルロン酸注入の効果と持ちは?おすすめクリニックも紹介
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マスクをはずす機会が増えてきて、人から口元を見られている気がする…。
鏡に映る正面からの表情はもちろん、仕事中、電車の中、人から呼ばれて振り返った時など、普段の何気ない瞬間の「横顔」は意外と人に見られているもの。
「顎のヒアルロン酸注入ってどんな効果があるの?」
「やっぱり施術は痛い?」などの施術前に気になる疑問や不安点をまとめました。
顎のヒアルロン酸注入に興味があるけど、ダウンタイムや副作用が気になってなかなか踏み出せないという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
顎のヒアルロン酸の仕組み
ヒアルロン酸は本来、体内に存在している成分で肌のボリュームやハリを保っています。
しかし加齢とともに体内のヒアルロン酸の量がだんだん減少すると、肌の表面にたるみやシワができたり、肌のハリや弾力が失われてほうれい線が目立ったりしてしまいます。
ヒアルロン酸の注入治療で使用する薬剤は、硬さや粘度に応じてさまざまな種類があり、
注入部位に合わせて適量を注射で注入し、あらゆる肌悩みを改善していきます。
とくに顎に注入するヒアルロン酸は硬い薬剤で注入部位からずれにくいため、注入することで顎の形やフェイスラインを整える効果が期待できます。
肌に足りないヒアルロン酸を補うので効果を感じやすく、半年から1年ほどかけて、徐々に体内に吸収されていきます。
顎のヒアルロン酸の効果
顎にヒアルロン酸を注入すると以下のような効果が期待できます。
- 正面から見たフェイスラインを整える
- 横顔を整える
効果1.正面から見たフェイスラインを整える
顎にヒアルロン酸を注入すると、正面から見たフェイスラインが整います。
とくに顎の先端にヒアルロン酸を入れることで顎先がシャープになるため、顔全体が逆三角形になり、すっきりとした印象になります。
「顎先を尖らせると、顔全体が長く見えるのではないか」と心配する人もいますが、
顎先を尖らせることで、顔自体が長くなっても顔全体で逆三角形になるので、輪郭がシャープになり小顔に見えます。
効果2.横顔を整える
顎にヒアルロン酸を注入すると、横顔を整えられます。
横顔美人の基準として、1954年にアメリカの矯正歯科医が定めた「Eライン(エステティックライン)」があります。
Eラインとは顔を横から見た時に一直線上に鼻先、唇、顎先が並んでいて、上唇が約4mm、下唇が約2mm内側にある状態です。
理想のEラインに近づける方法は大きく分けて以下の3つです。
- 鼻:ヒアルロン酸を注入して、高さを出す
- 顎:ヒアルロン酸を注入して顎先を整える
- 口元:歯列矯正で出っ歯を矯正する
ただし、このEラインは欧米人が定めた基準で、日本人の鼻は欧米人ほど高さがないことも少なくありません。
よって、上唇がEライン上か内側に収まっていて、下唇がEラインよりも約2mm内側にある状態が日本人の理想の横顔です。
指を鼻と顎先に当てると、自分でも簡単にチェックができます。
注入後すぐに変化が見られるヒアルロン酸注入に対して、歯列矯正は矯正後もリテーナー(保定装置)で歯の移動を抑えるため、時間がかかります。
どのパーツを直すのが効果的なのかはカウンセリングで医師に相談するとよいでしょう。
顎のヒアルロン酸がおすすめの人
顎のヒアルロン酸がおすすめの人は以下の通りです。
- 皮膚を切開せずに顎の形をシャープにしたい
- 横顔を整えたい
- ダウンタイムはあまり取れないけど、フェイスラインを整えたい
- 全体的に小顔な印象にしたい
顎の形を整えることで顔の1つずつのパーツも美しく見えるので、整った顔立ちに近付きます。
顎のヒアルロン酸を受けるクリニックを選ぶポイント
顎のヒアルロン酸を受けるクリニックを選ぶポイントは以下の通りです。
- 継続できる価格かどうかを確認する
- 薬剤を使いまわしていないか
- 技術力が確かな医師を選ぶ
- 顎に適したヒアルロン酸の取り扱いがあるか
- 希望の仕上がりに合わせて提案してもらえるか
- 「ヒアルロニダーゼ」の取り扱いがあるか
- 予約が取りやすく、通いやすいクリニックかどうか
ポイント1.継続できる価格かどうかを確認する
顎のヒアルロン酸を受ける際は継続しやすい価格かどうかを確認しましょう。
なぜならヒアルロン酸注入の効果は永久ではなく、定期的に施術を受ける必要があるからです。
ヒアルロン酸は薬剤の種類や注入量によっても価格が異なりますが、1ccあたり約5万円~10万円前後で、約半年から1年前後にわたって効果が続きます。
とくに顎のヒアルロン酸の場合、8か月~1年ほど効果が続くため、施術後8か月~1年を目安に定期的に注入するとよいでしょう。
ヒアルロン酸注入は繰り返しおこなうことで、前回の施術で残っているヒアルロン酸が土台になってくれるため、効果が続きやすくなります。
よって顎のヒアルロン酸注入を受ける際は、1回あたりの価格を知っておくとよいでしょう。
ポイント2.薬剤を使いまわしていないか
ヒアルロン酸注入を受けるクリニックを選ぶ際は、使用する薬剤を使いまわしていないかを確認しましょう。
とくに、相場と比較して極端に安価なクリニックは要注意です。
なぜなら相場価格と比較して極端に安いクリニックは、安価で施術を提供するために1度使用して余ったヒアルロン酸を使っている可能性があるからです。
針だけを変えて、他の人の施術に使いまわしているということもあり得ます。
実際、ヒアルロン酸の薬剤は1cc単位で、注射器に入った状態で販売されていますが、涙袋や鼻などのパーツでは1回の治療で1cc以下しか使用しない場合もあります。
また顎の場合も個人差はありますが、1回の治療で0.5ccほどしか注入しない場合があります。
余ったヒアルロン酸を使いまわしてしまうと、開封前の滅菌性が保証されないため、感染症のリスクが高まってしまいます。
そのためクリニックを選ぶ際は、1cc単位でヒアルロン酸注入を提供しているクリニックを選ぶと安心です。
また施術をおこなう環境も不衛生な環境ではないか、注射針も未使用のものを使用しているかなどを十分に確認しましょう。
なかなか確認しづらいという人は「初めてで不安なので使用する薬剤や注射器を見せてもらえませんか」と治療前に聞いてみるのがおすすめです。
ポイント3.技術力が確かな医師を選ぶ
ヒアルロン酸注入は技術力が確かな医師を選ぶことが大切です。
なぜなら、ヒアルロン酸注入で理想の仕上がりにするためには注入量、注入場所や深さ、使用する薬剤、解剖学などに精通している必要があるからです。
実際、十分に施術経験がない医師がおこなうと、注入後顔に凹凸や左右差が生まれたり、強い痛みが生じたりする可能性があります。
よってヒアルロン酸注入は施術自体は5分~10分ほどで終了し、皮膚を切開する必要がない治療ですが、施術経験が豊富な医師を選ぶようにしましょう。
技術力が確かな医師を選ぶポイントは以下の通りです。
- 丁寧にカウンセリングを行い、理想のイメージをヒアリングしてくれるか
- 日本形成外科学会、日本美容外科学会などに所属しているのか
- 実績が豊富で、ヒアルロン酸注入に関する研究を行っている
- 解剖学に精通し、顔の構造に基づいた治療を行っている
- ヒアルロン酸の薬剤に関する知識が豊富である
仕上がりのイメージなどは事前にしっかりと担当医師に伝えるようにしましょう。
ポイント4.顎に適したヒアルロン酸の取り扱いがあるか
顎の形を整えるためには、ヒアルロン酸の中でも十分な硬さのある薬剤が適しています。
十分な硬さのないヒアルロン酸を顎に注入してしまうと、思うような形にならなかったり、違う部位に向かって薬剤が広がってしまったりする恐れがあります。
顎の形成に適したヒアルロン酸にはたとえば、以下のような種類があります。
製剤の種類 | ジュビダーム ボラックスXC | クレヴィエルコントア |
---|---|---|
製造元 | アラガン社製 | AESTURA社製 ※アモーレパシフィック社の皮膚科部門 |
特徴 | ・アラガン社製のジュビダームビスタシリーズの中でも硬く、弾力性が高い ・注入箇所で変形しづらく、リフトアップに優れている | ・ヒアルロン酸の濃度と密度が高く、適度な硬さがある ・他の部位に広がったり、注入した場所からヒアルロン酸が移動して、形が崩れてしまったりしづらい |
適応部位 | 顎、フェイスライン | 鼻や顎の形成 |
持続期間 | 体内に吸収されづらいため、1年以上 | 1年~最長で1.5年 |
ヒアルロン酸は注入部位や目的に応じて必要な量や薬剤の種類が異なるので、カウンセリングで最適なものを選んでもらうことが大切です。
ポイント5.希望の仕上がりに合わせて提案してもらえるか
ヒアルロン酸注入の際は、「違和感のない自然な仕上がりにしたい」などの希望に合わせて提案をしてもらえるクリニックを選ぶとよいです。
とくにヒアルロン酸は1回あたりの注入量に注意しないと、予想以上に大きく見た目が変化したり、不自然な仕上がりになったりする可能性があります。
「自然な仕上がり」といっても、注入をおこなう医師と患者の間で完成イメージにずれがあると理想の仕上がりにはなりません。
カウンセリングで完成イメージをきちんと共有する、医師の症例などを確認して美的感覚が合うかなどを確認してからクリニックを選ぶと安心です。
また何度も同じところにヒアルロン酸を注入していると、注入後の状態を見慣れてしまい、より大きな変化を求めて注入量が増えてしまいがちです。
患者に言われるがままの注入をおこなわず、不自然にならない範囲で客観的な意見やアドバイスをしてくれる医師を選びましょう。
ポイント6.「ヒアルロニダーゼ」の取り扱いがあるか
ヒアルロニダーゼとは注入後のヒアルロン酸を溶かす薬剤のこと。
通常、体内にある「ヒアルロニダーゼ」と呼ばれる酵素が、注入したヒアルロン酸を時間をかけて溶かしていきます。
しかし、薬剤のヒアルロニダーゼを使えば、自然にヒアルロン酸が溶けるのを待つことなく、余分なヒアルロン酸を取り除くことができます。
「注入後の仕上がりがイメージと異なるから、ヒアルロン酸を取り除きたい」
「時間経過とともに凹凸ができて気になる」という場合、施術を受けたクリニックにヒアルロニダーゼの取り扱いがないと、他のクリニックに行かなければなりません。
もちろん、他のクリニックでヒアルロン酸を取り除くことも可能ですが、正確な注入量や注入場所を特定するのが難しい場合も少なくありません。
よって施術を受ける際は、ヒアルロニダーゼの取り扱いがあるクリニックを選ぶと、万が一の時も安心です。
ポイント7.予約が取りやすく、通いやすいクリニックかどうか
ヒアルロン酸注入を受けるクリニックは駅から近く、予約が取りやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。
なぜならヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるため、効果の持続期間に応じて定期的に注入する必要があるからです。
注入後のデザインを理想の状態でキープするためには、適切なタイミングでの再施術が必要です。
よって駅から近く、予約が取りやすいクリニックなら、ベストなタイミングで継続して通いやすいでしょう。
【ヒアルロン酸するならココ!】おすすめクリニック5選
ここでは、ヒアルロン酸注入を受ける人におすすめのクリニックを紹介します。
自由が丘クリニック | TCB東京中央美容外科 | TAクリニック | 聖心美容クリニック | 大塚美容形成外科 | |
---|---|---|---|---|---|
最低料金 (税込) | 105,600円~ | 8,960円~ | 9,000円~ | 60,500円~ | 82,500円~ |
注入部位 | ほうれい線、頬、マリオネットライン、 目元、涙袋、唇、 おでこ、鼻、あご など | マリオネットライン、ほうれい線、 唇、涙袋、眉間、 目元、おでこ、鼻、ゴルゴ線、あご など | ほうれい線、目の下、涙袋、 おでこ、こめかみ、ゴルゴ線、 マリオネットライン、あご など | ほうれい線、おでこ、涙袋、 頬、あご、フェイスライン など | ほうれい線、マリオネット、あご、 頬、こめかみ、涙袋、 おでこ、唇 など |
ヒアルロン酸が得意な医師 | 理事長 古山登隆 など | 代表理事 エリア総括院長 梅田大阪駅前院 院長 寺西宏王 など | TACグループ主任指導医 石橋正太 など | 銀座院 院長 牧野陽二郎 など | 総院長 銀座本院院長 石井秀典 など |
エリア | 東京 | 全国100院以上展開 東京、大阪、愛知、北海道、福岡など | 東京、神奈川、大阪、福岡、 埼玉、群馬、宮城、北海道 | 北海道、東京、埼玉、 神奈川、静岡、愛知、 大阪、広島、福岡 | 東京、北海道、石川、京都 |
ヒアルロン酸注入のパイオニアが在籍!自由が丘クリニック
自由が丘クリニックの特長
- 国内外のセミナーで技術指導をおこなう古山理事長のヒアルロン酸治療を受けられる
- 大手製薬会社から注射資格を取得し、さらに「自由が丘式」の注入法を習得した認定医が治療
- 無料の会員登録をすると、2回目以降は会員優待料金で受けられる
東京都にある自由が丘クリニックには、ヒアルロン酸注入のパイオニアである古山登隆理事長がいます。
古山理事長はたくさんの国際的学会に登壇し、国内外のセミナーで技術指導をおこなっている人物です。
自由が丘クリニックでは、古山理事長をはじめ、ヒアルロン酸注入の高いスキルをもつドクターが施術を担当します。
「確かな技術力があるドクターに施術してもらいたい」という方は、自由が丘クリニックがおすすめです。
1cc 8,960円~の安さが魅力!TCB東京中央美容外科
TCB東京中央美容外科の特長
- ヒアルロン酸注入が税込8,960円(1cc)~とリーズナブル!
- 全国100院以上展開。通院しやすさもバツグン
- 梅田大阪駅前院には日本美容医療学会(JAPSA)の理事長でもある寺西宏王院長がいる
TCB東京中央美容外科は、ヒアルロン酸注入の料金が安いのがポイントです。
1ccあたり税込8,960円~と1万円以下で受けられるので、「お試しでヒアルロン酸注入をやってみたい」という方にもよいでしょう。
またTCB東京中央美容外科は全国に100院以上展開しており、ほぼ47都道府県にクリニックがあります。
通いやすさでクリニックを選びたい方にもぴったりです。
税込9,000円~ヒアルロン酸注入が可能!TAクリニック
TAクリニックの特長
- ヒアルロン酸注入が税込9,000円~と安い!
- 痛みを軽くできるマイクロカニューレも使用OK(別途料金)
- 初診の方限定!3万円までの交通費補助あり
全国9院展開しているTAクリニックでは、税込9,000円~ヒアルロン酸注入が可能です。
鼻・ほうれい線・頬・あごが各9,800円(税込)で受けられるメニューもあるので、なるべく安い料金で受けたい方は要チェックでしょう。
また別途3,300円(税込)払えば、痛みがより少ないマイクロカニューレという針でヒアルロン酸注入ができるので、痛みが不安な方も安心。
ほかにも3万円までの交通費補助があるなど、細かいサービスが行き渡っているのがTAクリニックならではのメリットです。
安全性や痛みの少なさで選ぶなら聖心美容クリニック
聖心美容クリニックの特長
- ヒアルロン酸注入の位置・量の細かい調整ができる独自テクニックがある
- 銀座院にはジュビダームビスタ注入の認定医である牧野陽二郎院長が在籍
- 安全性に配慮し、ヒアルロン酸は1本単位で使用
聖心美容クリニックには「聖心式マイクロテクニック」があり、ヒアルロン酸を注入する位置・深さ・量などが細かく調整できるようになっています。
聖心式マイクロテクニックを支えるアイテムの1つに「ピクセル」という極細の針があり、これによって痛みを抑えることもできるのもポイント。
追加費用なしですべての方に「ピクセル」を使用するので、初めて施術を受ける方にもぴったりです。
また、銀座院にはジュビダームビスタ(厚生労働省に唯一承認されているヒアルロン酸)注入の認定医である牧野陽二郎院長がいます。
ヒアルロン酸注入の高度なスキルを持つ牧野院長なら、安心して施術を任せられるでしょう。
アラガン社認定のクリニックである大塚美容形成外科
大塚美容形成外科の特長
- ヒアルロン酸で有名なアラガン社に認定されたクリニックだから安心
- アラガン社認定注入指導医である石井秀典総院長の指導のもとドクターが注入をおこなう
- 医師による無料カウンセリングが受けられる
大塚美容形成外科は、ジュビダームビスタシリーズの販売元として有名なアラガン社に認定されたクリニックです。
アラガン社の講習を受けており、ドクターは製品の取り扱いについて十分な知識やスキルをもっています。
なかでも石井秀典総院長はアラガン社認定注入指導医として、ほかのドクターへの指導をおこなっている人物です。
石井総院長によるヒアルロン酸注入を受けたい場合は、まず銀座本院か金沢院にて無料カウンセリングを受けましょう。
そのほかのドクターも、きちんとしたスキルを身に着けているので、安心してヒアルロン酸注入を受けられますよ。
顎のヒアルロン酸の副作用
顎のヒアルロン酸の副作用は以下の症状が起こる場合があります。
1週間ほどで落ち着くといわれる「軽度な副作用」は以下の4つです。
- 注入箇所の内出血
- 腫れやむくみ
- 痛み、かゆみ、違和感
- 注入したヒアルロン酸が青く透けて見える「チンダル現象」
まれに起こる副作用は以下の3つです。
- ヒアルロン酸へのアレルギー反応
- しこり
- 血管閉塞
- 注入部位以外の腫れ
ヒアルロン酸注射には副作用があります。
そのため、重大な副作用やリスクを避けてより安全に治療を受けるためには、
注入する薬剤、注入量、注入場所などを適切に判断できる技術をもつ医師の治療を受ける必要があります。
とくに価格が相場と比較して極端に安価だったり、カウンセリングで不安が残るようなクリニックで治療を受けたりする行為は避けたほうがよいです。
軽度な副作用は1週間ほどで落ち着く場合が多いですが、副作用が長引く場合はすぐにクリニックに相談しましょう。
【軽度な副作用】注入したヒアルロン酸が青く透けて見える「チンダル現象」
チンダル現象とは、ヒアルロン酸を注入した箇所が青く透けて見える状態のことです。
とくに皮膚が薄い目の周りに注入した場合や、薬剤が適切ではない場合、皮膚の浅い層に注入した場合に起こりやすい現象です。
チンダル現象が起きたら、そのまま放置せずにすぐにクリニックに相談をしましょう。
まれに起こる副作用1.アレルギー反応
ヒアルロン酸注射をすると、まれにアレルギー反応が起こることがあります。
ただし、アレルギー反応はヒアルロン酸に対してではなく、薬剤に配合されている添加物や不純物に対する反応である可能性があります。
なぜならヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、アレルギー反応を起こす可能性がかなり少ないからです。
よってヒアルロン酸注射によるアレルギー反応を避けるためには、不純物の除去率が低い薬剤や、安価で品質の低い薬剤は避けたほうが良いでしょう。
カウンセリングの際に使用予定の薬剤を確認してみるのもおすすめです。
まれに起こる副作用2.しこり
ヒアルロン酸注入をすると、しこりができる可能性があります。
しこりは1度に大量のヒアルロン酸を注入してしまったり、薬剤に不純物が混入していたりすると起こる場合があります。
ヒアルロン酸注入の際は薬剤の確認を行うのはもちろん、治療実績や技術力が確かな医師から治療を受ける必要があります。
まれに起こる副作用3.血管閉塞
血管閉塞はヒアルロン酸注入で起こりうる重大な副作用です。
血管閉塞は注入したヒアルロン酸が血管内に詰まってしまい、引き起こされます。
最悪の場合だと皮膚が壊死したり、目元の場合は失明を引き起こしたりする恐れがあります。
施術後に血管閉塞が起きる場合、施術中に激痛を感じる可能性が高いです。
そのため激痛や違和感を感じたらすぐに医師に伝えて、施術をやめてもらう必要があります。
また注入治療後に皮膚が白色や赤紫色に変わったり、湿疹や水泡ができたりなどの異変が現れたら、すぐにクリニックに連絡をして処置をしてもらいましょう。
非常にまれなケースですが医療にはリスクがあるため、少しでも違和感があったら我慢せずに、すぐに対処することが大切です。
顎のヒアルロン酸に関するQ&A
顎のヒアルロン酸に関するQ&Aは以下の通りです。
Q1.顎のヒアルロン酸って入れたら周囲にバレる?
顎にヒアルロン酸を入れたことがバレる原因は以下の通りです。
- 1度にたくさんのヒアルロン酸を入れてしまう
- 特定の部位だけに注入し、施術部位が目立ちすぎてしまう
- ダウンタイム期間中に施術部位の腫れや内出血が出る
ヒアルロン酸注入治療を受けたことがばれないようにするためには1回の注入量を少なめにし、1度の施術で大きな変化を求めないようにしましょう。
Q2.顎にヒアルロン酸を注入すると、骨が溶けるってホント?
ヒアルロン酸の成分によって顎の骨が溶けることはありません。
ただし、骨は強く圧迫され続けると溶けるという性質があります。
そのためヒアルロン酸の注入量が多すぎたり、注入方法を誤ったりすると骨を必要以上に圧迫してしまい、思わぬトラブルが起こる危険性があります。
顎のヒアルロン酸注入は確かな技術力を持った医師から、清潔な環境で正しい分量を注入してもらうことが大切です。
Q3.顎のヒアルロン酸は1回あたりどのくらいの量を注入するの?
顎の大きさや希望の形などによって異なりますが、ヒアルロン酸の薬剤1本あたりが1ccなので、約0.5〜1.5ccです。
注入量に明確な決まりはありませんが、量が多すぎると、顔の中で顎だけが不自然に目立ってしまうので注意しましょう。
Q4.ヒアルロン酸注入後に顎を触るとどうなる?触っても平気?
ヒアルロン酸注入後に顎を触ると、硬いものに触れている感じがあるかもしれません。
硬い感じは施術後から徐々になじむため、心配する必要はないです。
ただし、注入部位を触り過ぎると形が崩れたり、注入場所からずれたりする可能性があるため、むやみに施術部位に触れないようにしましょう。
また、注入部位には針で刺した傷があるので、雑菌が入らないように清潔に保つことが大切です。
Q5.顎のヒアルロン酸は打ち続けても問題ない?
顎のヒアルロン酸は正しい位置に正しい量の薬剤を注入するなら問題ありません。
また、注入頻度も医師の指示に従って施術を受けるようにしましょう。
まとめ
- 顎にヒアルロン酸を注入すると、フェイスラインや横顔を整えられる
- 1回あたりの注入量が多すぎると、顔の中で顎だけが不自然に目立ってしまうので注意
- 顎のヒアルロン酸で起こる内出血や腫れなどの軽い副作用は1週間ほどで落ち着く
本記事に関する特記事項
・本記事に記載されている費用などの「金額」は一部プランの例です。コースや時期によって、本記事での表記とサービス内での表記が異なる場合があります。
・本記事で紹介しているクリニックの選定について、監修者の方は一切関わっていません。