ヒアルロン酸注入の効果はいつまで?製剤ごとの効果や価格を紹介
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ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、水分保持や保湿力に優れています。
美容医療で使用される「ヒアルロン酸」にはさまざまな種類があり、たるみやシワの治療はもちろん、
鼻に高さを出したり、ぷっくりとした唇にしたりと希望に合わせて治療を始められます。
ヒアルロン酸注入は治療直後から効果を感じやすいので、「やってみたい」と思う人も多いでしょう。
ただしヒアルロン酸注入は部位や理想の仕上がりに応じて、
適切な量、注入箇所、ヒアルロン酸の種類などの判断が必要なので、医師の高いスキルが必要です。
この記事ではヒアルロン酸注入に関するよくある疑問や効果の持続期間、ヒアルロン酸注入を受けるクリニックを選ぶポイントをまとめました。
「ヒアルロン酸注入をやってみたい」という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
みずいクリニック眼科・美容皮膚科 副院長 2014年兵庫医科大学卒業後、都内大学病院で初期研修。 その後同大学の眼科入局し、眼科専門医取得。 自身も美容皮膚科に通院していたが、改めて勉強するために大手美容外科へ。 その後都内美容クリニック勤務後、2024年11月に地元島根県出雲市にみずいクリニック眼科・美容皮膚科を夫婦で開院。 地域の皆様に愛されるそんなクリニックを目指している。
目次
ヒアルロン酸注入の仕組み
ヒアルロン酸は本来、体内に存在している成分で肌のボリュームやハリを保っています。
しかし加齢とともに体内のヒアルロン酸の量が徐々に減少すると、肌の表面にたるみやシワができたり、肌のハリや弾力が失われてほうれい線が目立ったりしてしまいます。
ヒアルロン酸注入治療ではヒアルロン酸を気になる部位に注入し、失われた肌の保水力はもちろん、肌にハリや弾力、うるおいを与えて、バランスを整えていきます。
肌に足りないヒアルロン酸を補うので効果を感じやすく、注入したヒアルロン酸は半年から1年ほどかけて、徐々に体内に吸収されていきます。
ヒアルロン酸の注入部位と期待できる効果
ヒアルロン酸は硬さや粘度に応じてさまざまな種類があるので、鼻やほほなどの注入部位に合わせて適量を注射で注入します。
肌の足りない部分にヒアルロン酸を補うことで、以下のような効果が期待できます。
- シワやたるみを目立たなくする:額、眉間、目の下の青クマや黒クマ、目じりのシワ、口元、首
- ボリュームを出す:目の下のくぼみ、涙袋の形成、ほほの凹み、唇に立体感を出す、豊胸、ヒップアップ
- 形やラインを整える:鼻を高くする、口角を上げる、顔の輪郭、こめかみに注入して顔をリフトアップさせる、おでこに丸みを出す
効果1.シワやたるみを目立たなくする
ヒアルロン酸は肌の大部分を占める「真皮層」にも存在します。
真皮層にはタンパク質でできたコラーゲン線維が網目状に張り巡っていて、線維同士の間はヒアルロン酸で満たされ、肌のハリや弾力を保っています。
しかし、加齢とともにヒアルロン酸が減少すると肌の保水力が落ちてしまい、肌表面を内側から支える力が低下し、結果として肌の表面にシワやたるみが起こります。
真皮内に足りなくなったヒアルロン酸を注入することで、ふたたび真皮内がヒアルロン酸で満たされて肌の表面を支えられる状態になるため、内側からシワやたるみが改善していきます。
効果2.ボリュームを出す
加齢とともにヒアルロン酸の量が減少すると、顔にくぼみや凹み、溝ができてしまいます。
できてしまったくぼみや凹み、溝に足りなくなったヒアルロン酸を注入すると、顔全体にボリュームが生まれ、ほほや目のくぼみが目立たなくなります。
ヒアルロン酸は体内に存在する成分で水となじむため、注入することでアレルギー反応や副作用が出にくく、肌にハリや弾力をもたらします。
またヒアルロン酸を注入することで、本来は眼輪筋(目の周りにある筋肉)がないとできないといわれる涙袋を作成したり、胸やヒップなどの身体の一部分にボリュームを出したりできます。
効果3.形やラインを整える
ヒアルロン酸は硬さや粒子の大きさによって複数の種類があります。
よって比較的硬く、粒子の大きいヒアルロン酸を注入すると、気になる部分の形を整えることが可能です。
ヒアルロン酸を各部位に注入すると、以下のような効果が期待できます。
- 額:丸みを出す
- 鼻:鼻筋や鼻の高さを調整
- 口元:口角を上げる、リップラインを整える
- あご:高さを出して、フェイスラインを整える
ヒアルロン酸を注入すると治療部位の形を変えられるので、理想の顔立ちに近づけられます。
水井医師
みずいクリニック眼科・美容皮膚科 副院長
ほかにも、お顔を全体的にバランスを整えることにより小顔にみせるというリフトアップ効果が期待できます。
クマを目立たなくしたり、疲れた印象を改善したりといった目的で目の下やゴルゴラインに注入することもあります。
そのほか、涙袋に注入することで目を大きく見せ、可愛い印象にさせることも可能ですよ。
ヒアルロン酸の種類と効果の持続期間
ヒアルロン酸にはたくさんの種類があり、注入する部位や使用する製剤によって効果の持続期間も異なります。
以下に製剤ごとの持ちとおすすめの部位などをまとめました。
効果の持続期間が気になるという人は参考にしてみてくださいね。
メーカー名 | 製剤名 | 硬さ | 適応部位 | 特徴 | 持続年数 |
アラガン社製 | ボラックス | 硬い | 鼻/顎/フェイスライン | フェイスラインをスッキリさせるのに適している | 1年~ |
ボリューマ | やや硬い | 顎/頬 | 顎/頬 肌のくぼみやこけの改善に適している |
1年弱 | |
ボリフト | やや柔らかい | 額/ほうれい線 | 浅いしわやくぼみの改善に適している | 1年弱 | |
ボルベラ | 柔らかい | 涙袋/口唇 | 涙袋の形成や唇のボリューム改善に適している | 半年~ 1年 |
|
ボライト | かなり柔らかい | 首/目のきわを除く全顔 | シワ改善や肌の保湿力向上に適している | 4カ月~9カ月間 | |
AESTURA社製 | クレヴィエル コントア |
硬め | 鼻/顎 | フェイスラインをスッキリさせるのに適している | 1~1.5年(最長) |
クレヴィエル ボリューム |
やや硬い | 顎/頬 | 肌のくぼみやこけの改善に適している | 1.5年 |
ボラックス
ボラックスはアラガン社製のジュビダームビスタシリーズの中でも硬く、弾力性が高いヒアルロン酸です。
※ジュビダームビスタシリーズとは、厚生労働省にも承認されている、アメリカ・アラガン社製のヒアルロン酸のこと
注入後に注入した部分で変形しづらく、リフトアップに優れているため、あごやフェイスラインなどをシャープに整えるのに最適。
体内に吸収されづらいため、効果の持続期間は1年以上といわれています。
ボリューマ
ボリューマは名前の通り、ほほやあごなどのボリュームアップに優れたヒアルロン酸です。
注入後は外から力が加わっても形が崩れにくく、形をキープすることに優れています。
ヒアルロン酸注入を行うことで肌にボリュームやハリを与えたり、皮膚を内側から引っ張り上げたりします。
ボリフト
ボリフトは浅いしわやくぼみの改善にぴったりのヒアルロン酸の製剤です。
ヒアルロン酸がやわらかく、皮膚の表面に注入しても、凸凹が起こりづらいのが特長。
皮膚の表面にできた浅いシワなどに対して、溝をうめるように注入すると製剤が体内の組織となじみ、シワや溝を持ち上げて目立たなくしてくれます。
ボルベラ
ボルベラはやわらかく、なめらかなヒアルロン酸の製剤です。
皮膚の表面にも注入が可能で、顔の中でもとくに皮膚が薄い目元の涙袋や、デリケートな口元への使用に適しています。
ボライト
ボライトは「肌質改善」を目的として製造されたヒアルロン酸の製剤で、厚生労働省から認められています。
1回の施術で約9か月間の肌の保水性の改善が認められていて、弾力性の向上、小じわの改善が期待されています。
また、アラガン社製のジュビダームビスタシリーズの中でとくにやわらかい性質を持っていて、肌全体に注入が可能なのでつやのある肌を目指せます。
クレヴィエルコントア
クレヴィエルコントアはアモーレパシフィック社の皮膚科部門のAESTURA社製のヒアルロン酸の製剤で、鼻やあごなどの形成に優れています。
なぜなら、ヒアルロン酸の濃度と密度が高く、適度な硬さがあるからです。
よって注入後に他の部位にヒアルロン酸が広がったり、注入した場所からヒアルロン酸が移動して、形が崩れてしまったりする心配が少ない製剤です。
水井医師
みずいクリニック眼科・美容皮膚科 副院長
お悩みに応じて種類、量はそれぞれ異なってきますので、どのヒアルロン酸の種類をどのくらいの量入れるかは医師としっかりカウセリングした上で決めていきましょう。
ヒアルロン酸注入を受ける前に知りたいQ&A
「ヒアルロン酸注入」と聞くと、手軽に受けられるというイメージもある一方で、注入部分の腫れや痛みなどが起きたというトラブル事例もよく耳にします。
この項目ではヒアルロン酸注射に関するよくあるQ&Aをまとめました。
「ヒアルロン酸注射をしたいけど、治療後が心配だな」という人はぜひ目を通してみてくださいね。
Q1.そもそも、ヒアルロン酸を打ち続けても大丈夫なの?
ヒアルロン酸は体内に存在する成分なので、打ち続けること自体は問題ありません。
なぜなら、注入したヒアルロン酸は時間の経過とともに徐々に体内に吸収されるからです。
よって1度打ったヒアルロン酸の効果は永遠に続かないため、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
ただし、「体内に吸収されるから」という理由で1度に大量に注入したり、医師の指示を無視した無理な注入をしたりすると危険です。
Q2.ヒアルロン酸を打ちすぎると、どうなる?
ヒアルロン酸を打ちすぎてしまうと注入量が多くなりすぎてしまい、不自然な仕上がりになってしまいます。
人によっては繰り返しヒアルロン酸を打っていると、注入後の仕上がりを見慣れてしまい、注入量が過剰になってしまう場合があります。
またヒアルロン酸を打ちすぎると、過剰摂取した箇所によって以下のようなトラブルが起こる恐れも。
- 涙袋の場合:皮膚が薄いため、注入したヒアルロン酸が透けて見え、青白く見える
- ほうれい線の場合:しこりができたり、左右非対称になったりする
- 鼻の場合:不自然に腫れあがったり、皮膚が壊死したりする
- 唇の場合:皮膚が薄いので、注入したヒアルロン酸が青く透けて見えてしまう
ヒアルロン酸は本来は体内に吸収される成分なので、注入したら必ずトラブルが起きるということではなく、「過剰な注入をしない」ことが大切です。
よって、予期せぬトラブルを引き起こさないためには医師の指示に従って、「注入量」を守って治療を受ける必要があります。
Q3.ヒアルロン酸注射用の製剤を個人輸入すれば、セルフでできる?
ヒアルロン酸注射用の製剤を個人輸入して、セルフで行うのは絶対にやめましょう。
なぜなら、ヒアルロン酸注射は技術が必要な医療行為だからです。
ヒアルロン酸注入は高い技術が必要であり、血管の走行などの解剖の熟知は必須であり、また感染予防の徹底を注意しなければいけません。
きちんとした環境下で行えば合併症のリスクは最小限にできますので、きちんとした医療機関での施術をお願いしております。
また、医療現場で使用される薬剤は医療関係者しか入手できません。
模造品や品質の悪いヒアルロン酸を注入すると、思わぬトラブルを引き起こす恐れがあります。
自分でヒアルロン酸注射を行うのは、逆にトラブルを生む危険な行為です。
Q4.1度注入したヒアルロン酸って、除去できる?
1度注入したヒアルロン酸は、ヒアルロン酸をとかす溶解治療を受ければ、除去が可能です。
ただし、溶解治療を受けずにヒアルロン酸を除去したい場合は、時間の経過とともに自然に体内に浸透するのを待つ必要があります。
まずは入れてもらう際に仕上がりイメージを医師ときちんとすりあわせ施術後も確認し、極力溶かす費用、負担がないようにしましょう。
ヒアルロン酸注入にかかる費用
ヒアルロン酸注入にかかる費用はクリニックによってさまざまですが、ヒアルロン酸の注入量や種類によって異なります。
また、注入範囲によって必要なヒアルロン酸の量が異なるため、価格も変動します。
多くのクリニックでは部位ごとに〇円と定められていて、治療部位や使用するヒアルロン酸の種類、注入量に基づいて価格が設定されています。
また、胸、ヒップ、目元などは片方ずつに注入するため、合計の注入量が多く、1回あたりの価格も高額になりやすいでしょう。
ヒアルロン酸注射にかかる費用の相場は以下の通りです。
注入場所 | 注入量の目安 | 相場価格 |
---|---|---|
額 | 2~3㏄ | 4万円~15万円 |
眉間 | 0.1~0.3cc | 2万円~7万円 |
目じり | 0.3~1cc | 2万円~5万円 |
涙袋 | 0.5㏄前後 | 1万円~3万円 |
鼻 | 0.1~0.5㏄ | 4万円~7万円 |
あご | 0.5㏄~1.5㏄ | 6万円~12万円 |
口元・唇 | 1㏄前後 | 1万円~6万円 |
ほうれい線 | 1㏄~2㏄ | 2万円~6万円 |
ゴルゴライン | 1㏄前後 | 2万円~7万円 |
バスト | 40cc~80cc※両胸 | 40万円~100万円 |
ヒップ | 30cc~60cc※両尻 | 30万円~70万円 |
ヒアルロン酸注入を受けるクリニックを選ぶポイント5つ
ヒアルロン酸注入を受けるクリニックを選ぶポイントは以下5つです。
- 相場と比較して極端に安価なクリニックは選ばない
- 技術力が確かな医師を選ぶ
- 施術時の麻酔の種類を確認しておく
- 「ヒアルロニダーゼ」の取り扱いがあるか
- 立地が良く、予約が取りやすいか
ポイント1.相場と比較して極端に安価なクリニックは選ばない
ヒアルロン酸注入を受けるクリニックを選ぶ際は、相場と比較して極端に安価なクリニックは選ばないようにしましょう。
なぜなら相場価格と比較して極端に安いクリニックは衛生面や安全面に問題がある場合があるからです。
たしかにヒアルロン酸注入は定期的にする必要があるため、できるだけ安価で受けたいという人も多いでしょう。
しかし、クリニックによっては安価で治療を提供するため、開封後に1度使用して余った製剤を、針だけ変えて他の人の施術に使いまわしている可能性があります。
実際、ヒアルロン酸の製剤は1cc単位で、注射器に入った状態で販売されていますが、涙袋や鼻などのパーツでは1回の治療で1cc以下しか使用しない場合もあります。
ヒアルロン酸を使いまわしてしまうと、開封前の滅菌性が保証されないため、感染症のリスクが高まってしまうことも。
よってクリニックを選ぶ際は、1cc単位でヒアルロン酸注入を提供しているクリニックを選ぶと安心です。
また施術を行う環境も不衛生な環境ではないか、注射針も未使用のものを使用しているかなどを十分に確認しましょう。
ポイント2.技術力が確かな医師を選ぶ
ヒアルロン酸注入は技術力が確かな医師を選ぶことが大切です。
なぜなら、ヒアルロン酸注入で理想の仕上がりにするためには、注入量、注入場所や深さ、使用する製剤、解剖学などに精通している必要があるからです。
実際、十分に施術経験がない医師が行うと、注入後顔に凹凸や左右差が生まれたり、強い痛みが生じたりする可能性があります。
そのため、施術経験が豊富な医師を選ぶようにしましょう。
技術力が確かな医師を選ぶポイントは以下の通りです。
- 丁寧にカウンセリングをおこない、理想のイメージをヒアリングしてくれる
- 日本形成外科学会、日本美容外科学会などに所属している
- 実績が豊富で、ヒアルロン酸注入に関する研究をおこなっている
- 解剖学に精通し、顔の構造に基づいた治療をおこなっている
- ヒアルロン酸に関する知識が豊富である
- 治療途中で経過を確認しながら施術をおこなっている
仕上がりのイメージなどは事前にしっかりと担当医師に伝えるようにしましょう。
水井医師
みずいクリニック眼科・美容皮膚科 副院長
実際症例写真等も確認し、ナチュラルな仕上がりか、しっかりめに入れるかなどご自身が求めている感覚に近いか、といったところも先生を選ぶ際のポイントとして重要かと思います。
ポイント3.施術時の麻酔の種類を確認しておく
ヒアルロン酸注入をおこなう際は、注入時の痛みを抑えるため、基本的に麻酔を使用します。
麻酔は局所麻酔やクリームやテープによる麻酔がメインですが、痛みが気になる人は治療前に使用する麻酔を確認し、笑気麻酔などの取り扱いがあるクリニックを選ぶのもよいでしょう。
なお麻酔をおこなうため、治療後に内出血や腫れなどが起こる場合がありますが、2日~3日間ほどで収まります。
万が一、治療後数日が経過しても痛み、腫れ、内出血が気になるという場合はすぐにクリニックに連絡しましょう。
ポイント4.「ヒアルロニダーゼ」の取り扱いがあるか
ヒアルロニダーゼとは注入後のヒアルロン酸を溶かす製剤のこと。
ヒアルロニダーゼを使用すると、自然にヒアルロン酸がとけるのを待つことなく、不要なヒアルロン酸を取り除くことができます。
「注入後の仕上がりがイメージと異なるから、ヒアルロン酸を取り除きたい」
「時間経過とともに凹凸ができて気になる」
という場合、施術を受けたクリニックにヒアルロニダーゼの取り扱いがないと、他のクリニックで施術を受けなければなりません。
もちろん、他のクリニックで受けたヒアルロン酸を取り除くことも可能ですが、正確な注入量や注入場所を特定するのが難しい場合も少なくありません。
よって施術を受ける際はヒアルロニダーゼの取り扱いがあるクリニックを選ぶと、万が一の時も安心です。
ポイント5.立地が良く、予約が取りやすいか
ヒアルロン酸注入を受けるクリニックは駅から近く、予約が取りやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。
なぜならヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるため、効果の持続期間に応じて定期的に注入する必要があるからです。
注入後のデザインを理想の状態でキープするためには、適切なタイミングでの再施術が必要です。
そのため、駅から近く、予約が取りやすいクリニックがよいといえるでしょう。
【ヒアルロン酸するならココ!】おすすめクリニック5選
ここでは、ヒアルロン酸注入を受ける人におすすめのクリニックを紹介します。
自由が丘クリニック | TCB東京中央美容外科 | TAクリニック | 聖心美容クリニック | 大塚美容形成外科 | |
---|---|---|---|---|---|
最低料金 (税込) | 105,600円~ | 8,960円~ | 9,000円~ | 60,500円~ | 82,500円~ |
注入部位 | ほうれい線、頬、マリオネットライン、 目元、涙袋、唇、 おでこ、鼻、あご など | マリオネットライン、ほうれい線、 唇、涙袋、眉間、 目元、おでこ、鼻、ゴルゴ線、あご など | ほうれい線、目の下、涙袋、 おでこ、こめかみ、ゴルゴ線、 マリオネットライン、あご など | ほうれい線、おでこ、涙袋、 頬、あご、フェイスライン など | ほうれい線、マリオネット、あご、 頬、こめかみ、涙袋、 おでこ、唇 など |
ヒアルロン酸が得意な医師 | 理事長 古山登隆 など | 代表理事 エリア総括院長 梅田大阪駅前院 院長 寺西宏王 など | TACグループ主任指導医 石橋正太 など | 銀座院 院長 牧野陽二郎 など | 総院長 銀座本院院長 石井秀典 など |
エリア | 東京 | 全国100院以上展開 東京、大阪、愛知、北海道、福岡など | 東京、神奈川、大阪、福岡、 埼玉、群馬、宮城、北海道 | 北海道、東京、埼玉、 神奈川、静岡、愛知、 大阪、広島、福岡 | 東京、北海道、石川、京都 |
ヒアルロン酸注入のパイオニアが在籍!自由が丘クリニック
自由が丘クリニックの特長
- 国内外のセミナーで技術指導をおこなう古山理事長のヒアルロン酸治療を受けられる
- 大手製薬会社から注射資格を取得し、さらに「自由が丘式」の注入法を習得した認定医が治療
- 無料の会員登録をすると、2回目以降は会員優待料金で受けられる
東京都にある自由が丘クリニックには、ヒアルロン酸注入のパイオニアである古山登隆理事長がいます。
古山理事長はたくさんの国際的学会に登壇し、国内外のセミナーで技術指導をおこなっている人物です。
自由が丘クリニックでは、古山理事長をはじめ、ヒアルロン酸注入の高いスキルをもつドクターが施術を担当します。
「確かな技術力があるドクターに施術してもらいたい」という方は、自由が丘クリニックがおすすめです。
税込8,960円~の安さが魅力!TCB東京中央美容外科
TCB東京中央美容外科の特長
- ヒアルロン酸注入が税込8,960円~とリーズナブル!
- 全国100院以上展開。通院しやすさもバツグン
- 梅田大阪駅前院には日本美容医療学会(JAPSA)の理事長でもある寺西宏王院長がいる
TCB東京中央美容外科は、ヒアルロン酸注入の料金が安いのがポイントです。
1回税込8,960円~と1万円以下で受けられるので、「お試しでヒアルロン酸注入をやってみたい」という方にもよいでしょう。
またTCB東京中央美容外科は全国に100院以上展開しており、ほぼ47都道府県にクリニックがあります。
通いやすさでクリニックを選びたい方にもぴったりです。
税込9,000円~ヒアルロン酸注入が可能!TAクリニック
TAクリニックの特長
- ヒアルロン酸注入が税込9,000円~と安い!
- 痛みを軽くできるマイクロカニューレも使用OK(別途料金)
- 初診の方限定!3万円までの交通費補助あり
全国9院展開しているTAクリニックでは、税込9,000円~ヒアルロン酸注入が可能です。
鼻・ほうれい線・頬・あごが各9,800円(税込)で受けられるメニューもあるので、なるべく安い料金で受けたい方は要チェックでしょう。
また別途3,300円(税込)払えば、痛みがより少ないマイクロカニューレという針でヒアルロン酸注入ができるので、痛みが不安な方も安心。
ほかにも3万円までの交通費補助があるなど、細かいサービスが行き渡っているのがTAクリニックならではのメリットです。
安全性や痛みの少なさで選ぶなら聖心美容クリニック
聖心美容クリニックの特長
- ヒアルロン酸注入の位置・量の細かい調整ができる独自テクニックがある
- 銀座院にはジュビダームビスタ注入の認定医である牧野陽二郎院長が在籍
- 安全性に配慮し、ヒアルロン酸は1本単位で使用
聖心美容クリニックには「聖心式マイクロテクニック」があり、ヒアルロン酸を注入する位置・深さ・量などが細かく調整できるようになっています。
聖心式マイクロテクニックを支えるアイテムの1つに「ピクセル」という極細の針があり、これによって痛みを抑えることもできるのもポイント。
追加費用なしですべての方に「ピクセル」を使用するので、初めて施術を受ける方にもぴったりです。
また、銀座院にはジュビダームビスタ(厚生労働省に唯一承認されているヒアルロン酸)注入の認定医である牧野陽二郎院長がいます。
ヒアルロン酸注入の高度なスキルを持つ牧野院長なら、安心して施術を任せられるでしょう。
アラガン社認定のクリニックである大塚美容形成外科
大塚美容形成外科の特長
- ヒアルロン酸で有名なアラガン社に認定されたクリニックだから安心
- アラガン社認定注入指導医である石井秀典総院長の指導のもとドクターが注入をおこなう
- 医師による無料カウンセリングが受けられる
大塚美容形成外科は、ジュビダームビスタシリーズの販売元として有名なアラガン社に認定されたクリニックです。
アラガン社の講習を受けており、ドクターは製品の取り扱いについて十分な知識やスキルをもっています。
なかでも石井秀典総院長はアラガン社認定注入指導医として、ほかのドクターへの指導をおこなっている人物です。
石井総院長によるヒアルロン酸注入を受けたい場合は、まず銀座本院か金沢院にて無料カウンセリングを受けましょう。
そのほかのドクターも、きちんとしたスキルを身に着けているので、安心してヒアルロン酸注入を受けられますよ。
ヒアルロン酸注入を受ける流れ
ヒアルロン酸注入を受ける流れは以下の通りです。
- カウンセリング
- 診察
- 洗顔とマーキング
- 麻酔
- 施術
- アフターケア
STEP1.カウンセリング
ヒアルロン酸注入を受ける前にカウンセリングを通して、肌の状態や肌悩みを相談しましょう。
カウンセリングの際は痛みが不安な人は使用する麻酔について確認しておくと安心です。
また注入後の理想のイメージを伝え、理想の状態になるために必要な注入量やヒアルロン酸の種類などを聞いておくとよいでしょう。
施術に関する不安や疑問はカウンセリングで解消しておくと、万が一の時も慌てずに済むのでおすすめです。
STEP2.診察
施術を受けたい部位、肌の状態、体調などを医師と相談し、医師の診察後に施術部位やヒアルロン酸の種類を決定します。
ヒアルロン酸は1度注入すると、しばらく効果が持続するため、やっぱり取り除きたいとなった場合は注入したヒアルロン酸をとかさなければなりません。
よって治療後に「イメージと違った」とならないよう、診察の際は医師に理想のイメージをしっかりと伝えましょう。
STEP3.洗顔とマーキング
洗顔でメイクを落とした後、顔にマーキングをおこない、注入部位や深さ、量をデザインしていきます。
STEP4.麻酔
施術前に麻酔クリームや麻酔テープを施し、麻酔が効くまで約20分程度待ちます。
施術部位によっては医師の判断で局所麻酔をおこなう場合もあります。
STEP5.施術
施術部位にヒアルロン酸を注入します。
注入の際に手鏡などで注入場所などを確認することも可能です。
部位によりますが、施術自体にかかる時間は10分程度です。
仕上がりの具合を確認し、必要に応じてクーリングをおこない、終了です。
STEP6.アフターケア
施術後はアフターケアに関する説明があります。
施術後、ダウンタイムや副作用を避けるために禁止事項などをしっかり聞いておきましょう。
またカウンセリングで聞き忘れていた、ダウンタイム期間中の疑問点や不安点などがあれば、しっかり質問しておくとよいです。
水井医師
みずいクリニック眼科・美容皮膚科 副院長
帰宅後、説明のあった副反応が出た場合は速やかに施術を受けた医療機関に連絡し、対応を仰いでください。
ヒアルロン酸注入後のダウンタイム期間中の過ごし方
ヒアルロン酸注入後のダウンタイム期間中の過ごし方は以下の通りです。
メイク | 出血がなければ、当日から可能 |
洗顔・スキンケア | 当日から可能。注入部位への摩擦を避ける |
洗髪・入浴 | 濡らしてしみなければ、当日可能 |
過度な日焼け | 当日・前日は避ける |
飲酒 | 治療後から24時間以降は可能 |
運動 | 当日から可能 |
マッサージ | 約1か月は避ける |
腫れ・痛み | 治療後2日~3日間で落ち着く |
内出血 | 治療後1日~2日間で落ち着く |
ヒアルロン酸注入後の注意点
ヒアルロン酸注入後の注意点は以下の通りです。
- 痛みや違和感が続いたらすぐにクリニックに相談する
- 余裕を持ったスケジュールを組む
注意点1.痛みや違和感が続いたらすぐにクリニックに相談する
ヒアルロン酸注入後、ダウンタイムが終了する時期を過ぎても痛みや違和感が続いたらすぐにクリニックに相談しましょう。
多くの場合、腫れのピークは3日間で、約1週間経過すると落ち着くでしょう。
ただし、なかには内出血が起こって2週間ほどになる場合も。
痛みや違和感が続く場合は無理をせずにすぐに相談しましょう。
注意点2.余裕を持ったスケジュールを組む
ヒアルロン酸注入後、最低でも約1週間は余裕のあるスケジュールを組むのがおすすめです。
なぜなら、腫れが出たり、痛みが出たりする可能性があるからです。
症状は人によって異なりますが、大事な予定がある場合は治療を受けるタイミングに注意しましょう。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムには個人差があり、注入部位によっても異なりますが、1週間~2週間が目安です。
ヒアルロン酸注入を行うと、針を刺した跡がまれに内出血することがありますが、多くの場合はメイクで隠せます。
また注入跡は約2週間で目立たなくなってきます。
とくに治療後2日~3日間は注入部位のふくらみに違和感を感じる場合がありますが、数日経つと落ち着いてくるでしょう。
ヒアルロン酸注射の副作用
ヒアルロン酸注射は医療行為なので、副作用が起こる可能性があります。
1週間ほどで落ち着くといわれる「軽度な副作用」は以下の4つです。
- 注入箇所の内出血
- 腫れやむくみ
- 痛み、かゆみ、違和感
- 注入したヒアルロン酸が青く透けて見える「チンダル現象」
まれに起こる副作用は以下の3つです。
- ヒアルロン酸へのアレルギー反応
- しこり
- 血管閉塞
ヒアルロン酸注射には副作用があります。
より安全に治療を受けるためには、注入する製剤、注入量、注入場所などを適切に判断できる技術をもつ医師を選ぶことが大切です。
とくに価格が相場と比較して極端に安かったり、カウンセリングで不安が残るクリニックで治療を受けたりする行為は避けたほうがよいです。
軽い副作用は1週間ほどで落ち着く場合が多いですが、長引く場合はすぐにクリニックに相談しましょう。
【軽い副作用】注入したヒアルロン酸が青く透けて見える「チンダル現象」
チンダル現象とは、ヒアルロン酸を注入した箇所が青く透けて見える状態のことです。
とくに皮膚が薄い目の周りに注入した場合や製剤が適切ではない場合、皮膚の浅い層に注入した場合に起こりやすい現象です。
チンダル現象が起きたら、そのまま放置せずにすぐにクリニックに相談をしましょう。
水井医師
みずいクリニック眼科・美容皮膚科 副院長
放っておいても、注入したヒアルロン酸が体内で吸収されれば落ち着くこともありますが、場合によって数年残る場合もあります。
ヒアルロ二ダーゼでヒアルロン酸を分解して解消するのがよいでしょう。
まれに起こる副作用1.アレルギー反応
ヒアルロン酸注射をすると、まれにアレルギー反応が起こることがあります。
ただし、アレルギー反応はヒアルロン酸に対してのアレルギーというよりは、製剤に配合されている添加物や不純物に対する反応である可能性があります。
なぜならヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、アレルギー反応を起こす可能性がまれだからです。
よってヒアルロン酸注射によるアレルギー反応を避けるためには、不純物の除去率が低い製剤や、安くて品質の低い製剤は避けたほうが良いでしょう。
また時間がたってからおきる遅発性アレルギーもあります。
体調が悪い時になることもありますので起きた際は医療機関に相談しましょう。
カウンセリングの際に使用する製剤を確認してみるのもおすすめです。
まれに起こる副作用2.しこり
ヒアルロン酸注入をすると、しこりができる可能性があります。
しこりは1度に大量のヒアルロン酸を注入してしまったり、製剤に不純物が混入していたりすると起こる場合があります。
ヒアルロン酸注入の際は製剤の確認をおこなうのはもちろん、実績やスキルが確かな医師の治療を受けることが大切です。
まれに起こる副作用3.血管閉塞
血管閉塞はヒアルロン酸注射で起こりうる重大な副作用です。
血管閉塞は注入したヒアルロン酸が血管内に詰まってしまい、引き起こされます。
最悪の場合だと皮膚が壊死したり、目元の場合は失明を引き起こしたりする恐れがあります。
注入治療後に皮膚の色が白色や赤紫色に変わったり、湿疹や水泡ができたりするなどの異変が現れたら、すぐにクリニックに連絡して処置をしましょう。
まれなケースですが医療にはリスクがあるため、少しでも違和感があったら我慢せずに、すぐに対処することが大切です。
まとめ
- ヒアルロン酸は体内に存在している成分で、肌のボリュームやハリを保つ
- 注入したヒアルロン酸は半年から1年ほどかけて、徐々に体内に吸収されていく
- ヒアルロニダーゼとは注入後のヒアルロン酸を溶かす製剤で、ヒアルロニダーゼがあるクリニックを選ぶのもポイント
本記事に関する特記事項
・本記事に記載されている費用などの「金額」は一部プランの例です。コースや時期によって、本記事での表記とサービス内での表記が異なる場合があります。
・本記事で紹介しているクリニックの選定について、監修者の方は一切関わっていません。