
女性の薄毛を確実に治す方法はある?原因や治療法・セルフケアをチェック
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「最近髪の毛が細くなってきた気がする」
「昔よりも薄毛になったかもしれない」
とお悩みの女性は意外と多いです。
しかしデリケートなお悩みからなかなか親しい人にも打ち明けにくいものでもあります。
そこで今回は、女性の薄毛の治療方法を詳しく紹介していきます。
自分でもできるセルフケアも紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
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目次
女性の薄毛を確実に治す方法はある?
結論からいえば、女性の薄毛や抜け毛を治す方法はあります。
ただし、原因をはっきりさせることと、日頃の生活習慣やヘアケア・薄毛治療を受けることが重要です。
女性の薄毛・抜け毛を改善するなら専門クリニックの受診がおすすめ
女性の薄毛や抜け毛を確実に改善するなら、専門クリニックの受診をおすすめします。
「薄毛・抜け毛」と聞くと、男性特有のお悩みというイメージを持つ人は多いですが、実は男性だけでなく女性も薄毛・抜け毛でお悩みの人は多いです。
また、中高年だけでなく20代や30代の方でも、薄毛や抜け毛のお悩みを持っている人も増えつつあります。
女性は男性よりも薄毛の原因や種類も多いので、セルフケアだけでの改善が難しいケースも多いです。
そのため、自分の薄毛の原因を知って適切な治療を受けるためにも、薄毛・抜け毛治療を専門としているクリニックで診察を受けましょう。
女性の薄毛と男性の薄毛の違いは?
女性の薄毛と男性の薄毛は原因が根本的に違うケースが多いです。
男性の薄毛の原因は「男性型脱毛症(AGA)」がほとんどで、男性ホルモンによる影響が大きいです。
おでこの生え際や頭頂部・後頭部だけの薄毛が目立つようになるのが特徴で、他の部分の毛髪には影響が少ない傾向にあります。
一方、女性の場合は原因がさまざまで、たとえばホルモンバランスや自律神経の乱れ、ストレスや生活習慣などがあります。
髪の毛全体の薄毛が進み、全体的にボリュームダウンするのが特徴です。
女性の薄毛・抜け毛の種類
女性の薄毛や抜け毛の種類は主に7つ挙げられます。
- FAGA(女性の男性型脱毛症)
- びまん性脱毛症
- 円形脱毛症
- 牽引性(けんいんせい)脱毛症
- 粃糠(ひこう)性脱毛
- 脂漏性脱毛症
- 産後脱毛
ここでは薄毛・抜け毛の種類について詳しく紹介していきます。
1.FAGA(女性の男性型脱毛症)
FAGAは女性全般の脱毛症「FPHL」の1つのことで、女性ホルモンが減少して、男性ホルモンの方が優位になったことで起きる脱毛症と考えられています。
男性のAGAと大きく異なるのは、男性は頭皮の一部の薄毛・抜け毛が進んでいくのに対して女性は一部分から髪の毛全体のボリュームが減っていくのが特徴です。
個人差が大きいのが前提ですが、加齢などが影響をしてホルモンが乱れやすい40~50代の女性に発症しやすいといわれています。
2.びまん性脱毛症
びまん性脱毛症は、髪の毛全体がまばらに薄くなっていく脱毛症のことです。
女性の脱毛症の中でも多くの人がこのタイプで、最近ではびまん性脱毛症がFAGAを意味する言葉としても使われるようになりました。
一時的な脱毛ではなく、徐々に抜け毛が増えていくのが特徴で、鏡を見たときやヘアセットがしにくくなったことがきっかけで気付く人も多いです。
3.円形脱毛症
円形脱毛症は、10円玉程度の大きさで丸く髪の毛が抜けてしまう脱毛症です。
主に「自己免疫疾患」が大きな原因といわれていて、1か所だけでなく複数できてしまうタイプや、いびつな形で脱毛が広がってしまうタイプもあります。
免疫機能のなんらかの異常で正常な組織まで攻撃するようになってしまうことで脱毛が起きると考えられています。
4.牽引性(けんいんせい)脱毛症
牽引性脱毛症は、髪の毛を長時間引っ張ることによって生じる脱毛症です。
たとえば、ポニーテールや三つ編みなどの髪型を日常的に続けると起きやすいといわれています。
髪の毛が特定の部位だけ負荷がたまってしまい、血行不良が起きたり髪の毛の細胞自体が傷つけられてしまうことが影響していると考えられています。
毎日同じ髪型・分け目を続けていると牽引性脱毛症の可能性が上がるため気を付けましょう。
5.粃糠(ひこう)性脱毛
粃糠性脱毛は、頭皮の乾燥とフケが頭全体にできてしまう脱毛症です。
主に思春期以降の若年層に多い脱毛症で、間違ったヘアケアや頭皮の乾燥が原因とされています。
脱毛以外にも、頭皮の乾燥によるかゆみや赤みなどの症状もあります。
原因はさまざまで、ストレスやホルモンバランス乱れ・不規則な生活習慣によって頭皮の皮脂が過剰に分泌されることで起きます。
6.脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰分泌が原因で生じる脱毛症です。
まず頭皮の皮脂が過剰に分泌されることで発生する「脂漏性皮膚炎」がきっかけで起きます。
症状としては、抜け毛以外に頭皮のベタつきやいやな臭い・かゆみ・赤みなどがあります。
明確な原因はわかっていませんが、ホルモンバランスの乱れやストレスなどが影響していると考えられています。
7.産後脱毛
産後脱毛は、出産後に女性ホルモンのバランスが乱れたことで起きる脱毛症のことです。
妊娠中は通常よりもエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが増加しますが、分娩後には急激に減って正常に戻ります。
ホルモン量の急な変化に、髪の毛のヘアサイクルが追いつかずに、抜け毛が増えてしまうという仕組みです。
産後2~3ヶ月経ったくらいで発症しやすくなり、産後1年が過ぎた頃には自然な状態に戻ることが多いです。
女性の薄毛・抜け毛の原因
女性の薄毛・抜け毛の原因は男性とは異なり、複数あってそれぞれが複雑に絡み合っていることが多いです。
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 不規則な生活習慣
- 自律神経の乱れ
- いつも同じ髪型・分け目
- 無理なダイエット
- 出産
- 特定の疾患
自分の薄毛の原因が気になる人はぜひ参考にしてくださいね。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、女性の薄毛・抜け毛の大きな原因の1つです。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」がありますが、なかでも「エストロゲン」は髪の成長を促進し、抜け毛を抑制する効果があります。
このエストロゲンが、出産や加齢・ストレスなどさまざまな影響で極端に減ってしまうとホルモンバランスが乱れて、薄毛・抜け毛に繋がると考えられています。
ストレス
ストレスは髪の毛や頭皮にも悪影響を与え、薄毛や抜け毛の原因にもつながります。
長期的にストレスにさらされると、頭皮の血行が悪くなって発毛に必要な栄養や酸素が十分にいきわたらなくなるので、健康的な髪の毛が生えにくくなります。
そのほか、身体がストレスから身を守るために、「亜鉛」を大量に消費して「メタロチオネイン」という物質を作り出します。
亜鉛は髪の毛の主成分である「ケラチン」の生成に必須な栄養素で、ストレスが原因で間接的に栄養不足に陥りやすくなります。
不規則な生活習慣
栄養が偏る食生活をしていたり、睡眠不足や運動不足が続くなど、不規則な生活もストレスや自律神経の乱れに間接的につながるので、薄毛や抜け毛の原因の1つです。
髪の毛に必要な栄養自体が不足したり、頭皮の血行が悪くなって健康的な髪の毛が生えにくい頭皮環境になりやすいからです。
自律神経の乱れ
自律神経の乱れは、近年増加している女性の薄毛・抜け毛の原因の1つと考えられています。
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスによって体の状態を整えています。
しかしこのバランスが崩れると、頭皮の血行不良を引き起こし、髪の毛の成長に必要な栄養が十分に行き渡らなくなります。
また自律神経の乱れは、ストレスホルモンの分泌を促進して毛根を刺激して抜け毛を増やす原因となります。
いつも同じ髪型・分け目
いつも同じ髪型や分け目を続けていることも、薄毛や抜け毛に繋がってしまうことは意外と知られていません。
とくにポニーテールやお団子などの髪の毛を強めに結ぶ髪型は、常に同じ部位の髪の毛を引っ張るので負担がかかり続けて毛根にダメージをあたえます。
その結果、血流も悪くなり毛根自体が弱くなってしまって髪の毛が抜けやすくなります。
また、分け目もいつも同じ場所にしていても、同じ理由で薄毛や抜け毛にも繋がりやすいです。
無理なダイエット
無理なダイエットは、体型だけでなく髪の健康にも大きな影響を与え、薄毛や抜け毛の重要な原因につながります。
極端な食事制限は、身体だけでなく髪の毛の成長に必要なたんぱく質やビタミン・ミネラルなどが不足しやすいです。
さらに急に体重が減少すると身体にも大きなストレスを与えるので薄毛や抜け毛につながります。
出産
いわゆる「産後脱毛」の原因が出産によるものです。
出産がきっかけで、急にホルモンバランスが変化することで起きる薄毛・抜け毛なので、たいていの場合はそのままにしていても自然と元の毛量に戻ります。
特定の疾患
女性は男性よりも、鉄分が不足しやすいため髪の毛の成長に必要な鉄分が不足して起こる薄毛・抜け毛にもつながりやすいです。
また、20~30代の方に多い「全身性エリテマトーデス(SLE)」や「シェーグレン症候群」、「甲状腺機能異常症」も薄毛の原因の1つです。
薄毛や抜け毛の原因が特定の疾患の可能性もあるので、髪の毛の状態に異変を感じたらすぐにクリニックを受診して原因を探すことが大切です。
女性の薄毛・抜け毛対策
女性の薄毛・抜け毛対策は次の6つあります。
自分でできることも多いので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 頭皮ケアは丁寧に
- 頭皮マッサージ
- 外出時は日傘や帽子で紫外線対策
- 室内の湿度を適度に保つ
- 上質な睡眠をとる
- クリニック・病院で治療を受ける
頭皮ケアは丁寧に
薄毛や抜け毛が気になる場合のセルフケアとしては「頭皮ケア」が大切です。
とくに夏場は皮脂が多く分泌されるので、毛穴つまりが起きやすく頭皮の健康状態が悪くなりやすいです。
そのため、いつも以上に丁寧な頭皮ケアを意識しましょう。
- シャンプー前にはブラッシングをして大きな汚れを落とす
- シャンプーは手のひらで良く泡立ててから洗う
- 指の腹で優しくこするように頭皮を洗う
- コンディショナーやトリートメントは頭皮に触れないように
- 髪の毛は必ず頭皮までしっかりドライヤーで乾かす
- シャンプーの回数は1日1回まで
毎日のお手入れを少し丁寧にするだけで、健康的な頭皮環境を維持できますよ。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージを習慣にすると、頭皮の血行が良くなって健康的な髪の毛が育ちやすい環境になります。
頭皮マッサージはお風呂上りなど、清潔で身体が温まったタイミングがおすすめです。
- 握りこぶしをつくって、首の後ろにあるくぼみを軽く刺激する
- 頭頂部を指の腹を使って首の後ろに向かって流すように全体をマッサージする
- 指先を使って円を描くように首の後ろ・後頭部・頭頂部の順番に頭皮を動かすようにマッサージする
- 仕上げに指先でトントンと軽くたたく
外出時は日傘や帽子で紫外線対策
紫外線は髪の毛だけでなく頭皮にもダメージを与えます。
そのため、外出するときは日傘や帽子を使って紫外線対策をしましょう。
帽子をかぶる場合は、皮脂や汗で頭皮がむれないように通気性の良いものを選ぶのがおすすめです。
そのほか、頭皮にも使えるスプレータイプの日焼け止めを使うのも効果的です。
室内の湿度を適度に保つ
冬のエアコンを使う時期は、空気が乾燥しやすいです。
夏は湿度が上がりやすい時期でもあるので、皮脂の過剰分泌にもつながります。
そのため室内の湿度は40~60%程度が適切といわれています。
- 冬場:加湿器を使う
- 夏場:冷房ではなく除湿モード・ドライモードを使う
部屋に温湿度計を置いて、温度と湿度を管理できるようにするのがおすすめです。
上質な睡眠をとる
薄毛・抜け毛対策では、上質な睡眠をとることも重要です。
そのためにも次のことを控えると自然な入眠に繋がります。
- 寝る前の2時間まえまでに食事は済ませておく
- 寝る前はコーヒーなどカフェインやアルコールを摂取しない
カフェインやアルコールは、寝つきが悪くなったり夜中に目が覚めてしまう可能性があるので、できるだけ避けましょう。
自然に眠るためにも、心と体が穏やかに過ごせる時間を作ることが大切ですね。
クリニック・病院で治療を受ける
セルフケアを頑張っていても、薄毛・抜け毛が改善されないという場合には、FAGAや他の原因が関係しているかもしれません。
自分の薄毛・抜け毛がなぜ起きているのかを知るためにも、女性の薄毛治療専門のクリニックを受診するのがおすすめです。
原因が分かれば正しい対処も分かるので、一人で悩み続けなくてもよくなります。
女性の薄毛は早めに対処すれば効果も得やすいので、少しでも迷ったらまずはカウンセリングを受けてみましょう。
女性の薄毛・抜け毛がFAGA(FPHL)ならクリニックで治療を!
もし薄毛・抜け毛の原因がFAGA(FPHL)だった場合は、専門クリニックを受診して適切な治療を始めましょう。
セルフケアでは難しいFAGAは、正しい治療を受けることで改善が期待できますよ。
FAGA(FPHL)かも?セルフチェック方法
自分の薄毛や抜け毛の原因がFAGAかもしれないと感じたら、セルフチェック方法を参考にしてください。
- 抜け毛が増えた
- 髪の毛全体が薄くなった気がする
- 頭皮が透けて見えるようになった
- 分け目が前よりも広がったと感じる
- おでこ・生え際が広くなってきた
- 髪の毛全体のボリュームが減った
- 髪の毛全体のハリやツヤ・コシがなくなった
- 髪の毛が細く弱々しい
- 頭皮のかゆみやベタつきを感じる など
当てはまる人は、なるべく早めにクリニックを受診して適切な治療を始めましょう。
FAGA(FPHL)の3つの進行パターン
FAGAの進行パターンは大きく3つに分けられます。
- ルードウィッグ型:頭頂部~後頭部の薄毛
- ハミルトン型:おでこの生え際が後退する
- クリスマスツリー型(オルセン型):おこで・頭頂部が同時に薄毛になる
このうち「ルードウィック型」がFAGAの進行パターンの中で最も多いです。
頭頂部から後頭部にかけて全体の髪の毛が薄くても、おでこの生え際の毛量は変わらないのが特徴として挙げられます。
頭頂部や後頭部の薄毛は鏡を見ても気づきにくい部分なので、進行してから気付くという人も多いです。
FAGA(FPHL)の治療方法
薄毛・抜け毛の原因がFAGA(FPHL)だった場合は、セルフケアでの改善が難しいのでクリニックなどでの治療が必要です。
FAGA(FPHL)の治療法は主に内服薬と外用薬の2種類があります。
薬品名 | 期待できる 効果 |
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スピロノラクトン (内服薬) | 男性ホルモンを抑制する 効果が期待できる薬 |
パントガール(内服薬) | 髪の毛に必要な 栄養素が含まれている |
ミノキシジル (内服薬・外用薬) | 発毛・育毛効果が 期待できる薬 |
ミノキシジルは、女性だけでなく男性の薄毛治療でも使われる薬ですが、外用薬に関しては女性は濃度が1%までです。
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女性の薄毛治療に関してよくある質問
女性の薄毛治療に関してよくある質問と回答を紹介していきます。
Q.毎日朝と夜にシャンプーしていますが薄毛になりますか?
シャンプーは基本的に1日1回で十分です。
毎日2回以上すると、必要な皮脂まで洗い流してしまうので頭皮や髪の毛に負担がかかりやすくなります。
Q.FAGAの治療を受ければ薄毛は確実に治せる?
発毛するスピードに個人差はありますが、継続すれば発毛効果が実感できる可能性が高いです。
そのためにも、専門クリニックを受診して自分にあった治療法を受ける必要があります。
Q.男性の薄毛治療薬を女性が使ってもいい?
女性は絶対に使わないようにしましょう。
男性の薄毛治療薬は男性用に開発されたものなので、女性が使うと悪影響のリスクが高くなります。
まとめ
- 女性の薄毛・抜け毛を改善するなら専門クリニックの受診がおすすめ
- 女性の薄毛や抜け毛は原因が複雑に関係している場合が多い
- 健康的な頭皮環境のためにもセルフケアを続けるのも大切
本記事に関する特記事項
・本記事に記載されている費用などの「金額」は一部プランの例です。コースや時期によって、本記事での表記とサービス内での表記が異なる場合があります。
・本記事で紹介しているクリニックの選定について、監修者の方は一切関わっていません。