
【Art+潜入レポ】「第10回日本医療アートメイク学会総会」開催!アートメイクの今を学ぶ1日
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2025年3月23日(日)、東京の日本橋ホールにて「日本医療アートメイク学会総会」が開催されました。
今回で第10回目の開催となり、THE ARTMAKE TOKYO/FIRST ARTMAKEの統括院長である西川嘉一氏が学会長を務めています。
「アートメイクを科学する」—— 最新の知見が集まる場
今年のテーマは「アートメイクを科学する」。
当日参加者は230名を超え、講演座席が満席となるほどの盛況ぶりでした。医師やアートメイクアーティストに加え、アートメイクスクールの関係者や商材を取り扱う企業など、業界の幅広い関係者が学会に集まりました。
会場入口にはフォトブースも設置され、参加者同士が和やかに交流する姿が見られました。
「アピアランスケアにおける医療アートメイクの役割」に注目
一転、シンポジウムが始まると、会場は真剣な空気に。
アートメイクメディアとして私たち「Art+」が特に注目したのは、「アピアランスケアにおける医療アートメイクの役割」をテーマとしたセミナーです。
アピアランスケアとは、「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」のこと。
がん治療によって毛髪や眉毛が抜け落ちるなどの外見の変化による苦痛を和らげるために、アートメイクを活用するケースが増えています。
実際に、アートメイクを受けたことで「がん治療に前向きな気持ちになれた」と話す患者の声も紹介され、アートメイクが医療分野においても重要な役割を果たしていることを知ることができました。
講演者による研究発表ののち、質疑応答も活発に行われ、参加者の真剣な姿勢から高い志がひしひしと伝わります。
アートメイクが単なる美容施術にとどまらず、医療の現場で確実に進化していることを実感しました。
美容だけではない、アートメイクの可能性
一般的には「アートメイク=美容」というイメージが強いかもしれません。
しかし、今回の学会を通じて、アートメイクが医療や看護の分野でも一人ひとりのQOL(生活の質)を大きく向上させる重要な役割を担っていることを再認識しました。
また、パラメディカルアートメイク(病気やケガ、手術などで損傷した皮膚に施すアートメイク)についても、依然として認知度は低いものの、学会の場を通じて医療従事者への周知が進められていることが印象的でした。
安心して施術を受けられる未来へ
今回で第10回目を迎えた「日本医療アートメイク学会総会」。
この学会で、専門家たちが最新の知見や技術を発信する姿を実際に目の当たりにし、今後もアートメイクがより安全で信頼できる施術として発展していくことを確信しました。
アートメイクメディアとしても、美容だけでないアートメイクの側面を知ることができ、貴重な学びの機会となりました。
これからも「Art+」は、美容医療をはじめとした有益な情報を発信し続けます。